2013年7月31日付の朝日新聞新潟全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また東京電力HPにも同趣旨のプレスリリースが掲載されていた。
平成25年7月29日午後6時49分頃、定期検査中の柏崎刈羽原発の6号機タービン建屋1階空気抽出器室において、パトロール中の社員が蛍光灯からの発火を発見した。
このため、消防へ連絡をするとともに、現場では初期消火の為に消火器を準備したが、その間に火が消えていることを確認した。
消防による現場確認の結果、午後7時54分に鎮火確認。焼損については蛍光灯の器具のみで、周囲への延焼はなかった。
当該蛍光灯の分解点検を実施した結果、東電は30日、出火元は蛍光灯内部にある安定器だったと発表した。
蛍光管に流れる電流をコントロールする器具で、1996年から使われており、長さ約25cm、幅約6cmにわたって焦げていたという。
東電の担当者は「安定器がショートした可能性がある」と話している。
出典URL
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1229323_5117.html
(ブログ者コメント)
蛍光灯の発火トラブルは、過去にもしばしば起きている。
以下は埼玉県HPに掲載されている例で、蛍光灯本体の寿命について注意喚起されている。
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/testzirei/testzirei-g5.html
以下は消防科学総合センターHPに記載されている例で、蛍光灯出火の大半を占める安定器コイルに起因する出火危険性がなくなったインバータ蛍光灯で、電子基板のトラッキング現象で発火した事例が掲載されている。
http://www.isad.or.jp/cgi-bin/hp/index.cgi?ac1=IB17&ac2=56spring&ac3=175&Page=hpd_view
また、グローランプから出火した事例もあった。
http://www.bousaihaku.com/cgi-bin/hp/index2.cgi?ac1=B311&ac2=&ac3=6540&Page=hpd2_view
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。