2016年2月19日19時48分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省は、19日、2011~14年にバスの火災が全国で58件あったと発表した。
金沢市と群馬県沼田市で起きた火災では、乗客計4人が軽傷を負った。
出火原因の約6割を整備不良が占めており、同省は、業界団体を通じて、各社に整備の徹底を要請した。
国交省によると、全国のバスの平均車齢は約12年だが、17年を超えると火災発生率が大幅に高かった。
原因別では、部品交換を怠るなどの整備不良が25件、部品を誤って取り付けるなどの作業ミスが11件だった。
出火場所は、エンジンルームやシャシー、運転席などで大半を占めた。
出典URL
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201602/2016021900855&g=soc
2月19日22時54分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省は、19日、2011〜14年に全国で起きたバス火災58件のうち、約6割は点検・整備作業に起因していたと発表した。
古い車体で火災が多い傾向があった。
国交省は、日本バス協会に保守管理の徹底を求めた。
国交省によると、4年間のバス火災58件のうち、出火原因の最多は「点検整備不十分」の25件。
「整備作業ミス」の11件と合わせると、全体の62%に達した。
整備を長期間しなかったり、部品の取り付けを間違ったりしたため、燃料漏れや電気配線のショートを引き起こしたケースが目立ったという。
07〜10年のバス火災は61件発生していたが、整備不十分と整備ミスが占める割合は49%で、11〜14年は13ポイント増えたことになる。
58件中、16件は燃料やエンジンオイルの漏れ、12件は電気配線のショートが原因。
サイドブレーキや補助ブレーキをかけたまま発進し、ブレーキが過熱して火災になったケースも7件あった。
全バス会社が所有するバスの平均車齢は11.8年。
火災58件の車齢別では、17年が最多で8件、19年6件、21年5件の順。
国交省の担当者は、「車齢が高いと経年劣化に注意しなければならない。より入念な整備が必要だ」と話している。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160220/k00/00m/040/145000c
(ブログ者コメント)
国交省から出された資料は、下記参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001119909.pdf
一方、過去にも同様の資料(2003年~2006年に事業用バスの火災は86件)が発表されていた。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/09/090216/01.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。