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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20162191259分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2182132分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今年に入り、大分市の新日鉄住金大分製鉄所で、労災とみられる死亡事故が3件相次いでいることから、大分労働局は19日、製鉄所に対し、緊急点検を行って事故防止対策をとるよう要請した。

労働局によると、事故が連続して起きたことを重く見た措置で、全国的にも異例という。


新日鉄住金によると、大分製鉄所構内で1月9日、高さ約10mの足場から作業員が転落して死亡。

2月12日には、作業員が溶けた金属を浴びて全身やけどを負って亡くなり、16日には、高さ約7mのクレーン現場から作業員が転落して死亡した。

 

これを受けて、大分労働局は新日鉄住金大分製鉄所の所長を呼び、事故防止に向けた緊急点検を行うよう、要請した。

要請では、大分労働局の局長が、「1か月あまりの間に3件の死亡災害が発生し、事業所内での安全衛生管理が徹底されていないのではないかと危惧される」と述べた。

そのうえで、事故防止に向けた取り組みを来月25日までに提出するよう、求めている。

 

これに対し所長は、「死亡災害が構内で発生してしまったことはきわめて重大なことと認識している。今回の要請を謙虚に受け止め、再発防止に努めたい」と述べた。

 

大分労働局によると、県内では、今年に入って労働災害で、去年の同じ時期に比べて2人多い、3人が亡くなっている。

所長は、「事故の原因究明を行うとともに、現場の作業が実際どう行われているかや手順書通りに実施されているかなどについて、直ちに調査したい」と話していた。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5073009321.html?t=1455913706924

http://this.kiji.is/73029227804575224?c=39546741839462401

 

 

218日付で毎日新聞大分版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所で、16日、作業中の男性が転落死する労災事故が起きた。

 

同製鉄所では、1月と2月12日にも死亡事故が起きており、今年に入り約1カ月半で3人の死者が出る異例の事態になっている。

 

警察や製鉄所によると、16日午後8時ごろ、所内の荷揚場で、会社員の男性(29)がクレーンの通路部分(高さ約7m)から誤って転落し、17日に死亡した。

1人で清掃作業の準備中だったとみられる。

警察は、大分労基署と合同で実況見分し、原因を調べている。

 

12日には、所内の製鋼工場で作業をしていた男性が全身やけどで死亡し、1月9日にも、足場を設置中の男性が転落死した。

 

相次ぐ事故を受け、所長が、社内や協力会社などに注意喚起したばかりだった。

 

同製鉄所は、17日、「このような事故を発生させたのは痛恨の極みで、深く反省している。早急に原因を究明し、再発防止と信頼回復に取り組みます」とのコメントを発表した。

 

出典URL

http://mainichi.jp/articles/20160218/ddl/k44/040/375000c

 

 

220日付で朝日新聞(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

所長は、取材に対し、1月の事故は安全ベルトの装着が徹底されていなかったと説明した。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

2月12日と16日の事例は、下記参照。

(1月9日の事例は、報道記事が見当たらなかった)

 

2016220日掲載

2016212日 大分市の新日鉄で溶けた鉄から窒素や酸素などを取り除く設備の部品を交換するためバーナーで切断中、飛び散った鉄が耐火服に付着して燃え上がり、全身やけどで死亡

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5668/

 

2016223日掲載

2016216日 大分市の新日鉄で鉄鉱石運搬用ベルトコンベアの清掃準備中、7m下に転落して死亡、現場には柵が設置されていたが、出入り用の開閉部があった

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5677/

 

それにしても、ここでも、続く時は続くものだ。

 

 

 

(2017年2月18日 修正1 ;追記)

 

2161917分に大分放送から1月9日の事故に関し、協力会社の社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大分労基署は、安全ベルトの着用を徹底させるなど管理体制が不十分だったとして、男性作業員が勤めるF社と男性社長を労安法違反の疑いで書類送検した。

 

出典

『労基署が新日鉄労災事故2件で書類送検』

http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=02160036599&day=20170216 

 

 

(ブログ者コメント)

 

2月12日の事例についても書類送検されたと報じられているが、それは当該記事中に追記した。

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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