2017年12月20日16時43分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県警福崎署などでつくる神崎郡交通対策協議会は、市川町と神河町にある県道2本を、県内で初めて、車のライトの照射距離が伸びるハイビームの活用を推奨する「ハイビーム活用モデル路線」に指定した。
夜間にハイビームを使うドライバーが少ないとする警察の調査などを受けての措置で、ライトの切り替えを習慣づけて事故防止につなげたい考えだ。
市川町の県道34号・西脇八千代市川線(10.2km)と、同町と神河町にまたがる県道404号・長谷市川線(16.1km)。
指定は18日付。
片側1車線だが、車線がない狭い区間もあり、街灯は少ない。
一方で、道路沿いに住宅が立ち並び、住民らが頻繁に道路を横断したり、道路脇を歩いたりしている。
両町と福崎町を管轄する福崎署によると、この2本の県道で、ここ5年間(2013年1月~17年11月)に起きた死亡事故は4件(死者4人)。
このうち3件(死者3人)が、夜間(午後6時~翌日午前6時)に歩行者が車にはねられるという構図だった。
特に長谷市川線では、今年8月と11月に各1件発生している。
事故多発を受け、同協議会が今月14日、午後6~8時に両県道で、ハイビームを使うべきだとされる先頭車両として通行する車を調査。
ハイビームを使用している車の割合は、長谷市川線が121台中5台(4.1%)、西脇八千代市川線が78台中3台(3.8%)だった。
同協議会は15日、ハイビーム推奨道路になったことを伝える看板を両県道沿いの8か所に設置。
18日には、両町の商業施設で、ハイビーム活用を呼びかけるチラシ計400枚を配布した。
チラシを受け取った市川町の主婦(64)は,「ハイビームはまぶしいから基本的にだめかと思っていた。最近は暗くなるのが早いので、遠慮せずに使いたい」と話した。
【ハイビーム】
乗用車のライトを上向きにすること。
約100m先まで照らすことができ、照射距離が約40mのロービーム(下向きライト)に比べ、前方の歩行者らを発見しやすい。
道路交通法では、夜間の走行を原則ハイビームとし、車同士がすれ違う時など「他の車両の交通を妨げるおそれのある時」にロービームなどに切り替えるよう定めている。
出典
『夜間事故多発、「ハイビーム県道」2路線を指定』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171220-OYT1T50052.html
(ブログ者コメント)
写真によれば、道路沿いに黄色に黒字で「ハイビーム活用モデル路線」と書かれた、結構大きな看板が設置されている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。