2022年9月29日18時58分にYAHOOニュース(九州放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡市の自動車学校では、高齢者向けの講習が行われていました。
高齢者による交通事故の増加を受け、2022年5月に制度が変更。
75歳以上で過去3年間に信号無視など一定の違反歴がある人は、自動車教習所のコースを実際に運転する技能検査が義務になりました。
合格しなければ免許を更新できません。
受検者:
「自分では若いと思っているので(検査に)呼ばれれば面倒くさいが、違反して(技能検査を)受ければ、もう来たくないので「安全運転するかな」となる
受検者:
「若い人より運転歴があるので(高齢者の方が)うまいのではないか。今の世の中は厳しいですよ。」
自動車学校の教官にこの制度変更を聞くと…
福岡県自動車学校 石田さん:
「(新制度が)まだ始まったばかりなので、その効果が出ているかどうかは分からないが、検査を受けた人は大いに反省して今後安全運転をしていきたいと皆さん言っているので、(今後)結果が出てくると思う。」
また、自動ブレーキなど安全運転支援装置を備えた車両のみを運転できるサポートカー限定免許も新設されました。
国は、2028年までに販売される全ての新車に自動ブレーキの搭載を義務づけています
。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1949d1defb3fd8c28958fa618a93f97242b7dab7
(ブログ者コメント)
〇石川県警HPには、一定の違反をすれば臨時認知機能検査を受けなければならないという記事が掲載されていた。
『75歳以上の方で一定の違反行為があった場合について』
75歳以上の運転者が認知機能が低下した際に起こしやすいとされた一定の違反行為があった場合には、臨時に認知機能検査を受けなければなりません。
・信号無視
・通行禁止違反
・通行区分違反
・横断等禁止違反
・進路変更禁止違反
・しゃ断踏切立ち入り等
・交差点右左折等方法違反
・指定通行区分違反
・環状交差点左折等方法違反
・優先道路通行車妨害等
・交差点優先車妨害
・環状交差点通行車妨害等
・横断歩道等における横断歩行者妨害
・横断歩道のない交差点における横断歩行者妨害
・徐行場所違反
・指定場所一時不停止
・合図不履行
・安全運転義務違反
https://www2.police.pref.ishikawa.lg.jp/application/application01/application008.html
〇一方、警察庁HPには、75歳以上で一定の違反歴がある人は運転技能検査に合格しないと免許更新できないという記事が掲載されていた。
(上記九州放送の報道は、このことについてのことと思われる。)
令和2年改正道路交通法により、高齢者の運転免許証の更新等の手続において、新たに運転技能検査が導入されることとなりました。
75歳以上で、一定の違反歴(下記を参照)がある方については、運転技能検査に合格しなければ、運転免許証の更新を受けることができなくなります。
(令和4年10月12日以後に75歳以上の誕生日を迎える方から対象となります。)。
【対象となる違反行為】
信号無視/通行区分違反/通行帯違反等/速度超過/横断等禁止違反/踏切不停止等・遮断踏切立入り/交差点右左折方法違反等/交差点安全進行義務違反等/横断歩行者等妨害等/安全運転義務違反/携帯電話使用等
(注)個々の違反歴と重大事故の起こしやすさとの関連を分析した結果、将来において死亡・重傷事故を起こす危険性が類型的に高いと認められる違反行為が定められています。
〇上記2記事を総合して考えると、75歳以上の人が一定の違反行為をして捕まった場合、臨時に認知機能検査を受け、さらに免許更新時には運転技能検査に合格しないと更新できない、ということのようだ。
〇一方、若年層にも事故は多い。
「高齢ドライバー」が危険だとわかる統計的根拠 若者ほど「死亡事故」起こしやすいデータも」
(2019/08/24 14:45 東洋経済;統計ジャーナリストの寄稿文?)
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以上のことから、高齢者の交通事故の現状についてまとめてみました。
1)高齢者の事故が増えているのは、高齢ドライバーが増えているため。
2)免許保有者あたりの事故数は、各年代とも下がり続けている。
3)交通事故や死亡事故を起こす確率は、高齢層よりも若年層が高い。
4)高齢層は、交通事故を起こしたときに重大な事故になりやすい。
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https://toyokeizai.net/articles/-/297303?page=5
ということで、高齢者だけでなく、若年層あるいは免許取得1年未満の人についても、同様な制度をつくってはどうだろうか?
再講習の手間と出費を嫌い、運転が慎重になるかもしれないので。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。