2022年9月30日19時3分にYAHOOニュース(山形テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山形県上山市のリナワールドで、今年に入りジェットコースターの事故が3件あり、乗車中の小学生ら3人が骨折していたことが分かりました。
リナワールドによりますと、事故があったのは、ジェットコースター「ディスカバリー」と「スーパーコースター」で、年間 約5万人から6万人が乗車します。
「ディスカバリー」では、今年4月 40代男性が右ろっ骨を折るけがをしました。
男性は乗車中に車体にぶつかったとみられていて、当時のスタッフが、乗車姿勢に関するアナウンスをしていなかった可能性があるということです。
【秋葉記者】 :
「男性の骨折を受けて、リナワールドでは、正しい姿勢での乗車を求める看板を設置し直しました」
これまでは、「足を上げること」を悪い例に挙げていましたが、より現実的に起こる例として、事故が起きた翌月に肘を外に出さないよう注意を呼び掛ける内容に変更しました。
しかし、6月 今度は小学生女児が左鎖骨を折るけがをしました。
降りた後に痛みを訴え、後日 骨折が明らかになりました。
さらに、7月には別のアトラクション「スーパーコースター」でも、事故が起きてしまいました。
【秋葉記者】 :
「こちらのジェットコースターでけがをした男の子は、カーブの衝撃が原因とみられています」
他のコースターよりもカーブが急で、衝撃も強く、小学生男児は右の鎖骨が折れてしまいました。
3人とも、けがは治っているということです。
リナワールドでは、2つのジェットコースターを当面の間 休止し、事故原因を調べていますが、再開のめどはたっていないということです。
県は、リナワールドからの届け出を受け、国土交通省に報告しました。
また 今回事故が起きた2つのジェットコースターは、2013年から去年までに同じような事故が計7件ありましたが、県への報告は無かったということです。
リナワールドの担当者は、「二度と事故が起きないようメーカーや県などと協議して、再発防止の対策を考える。安全第一での再開を目指す」と話しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/31defb9d0d757989e8513b80753a4081887c9a97
9月30日18時34分にYAHOOニュース(河北新報)からは、車体の揺れで車内の側壁に体を強くぶつけたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山形県上山市の遊園地「リナワールド」で4~7月、ジェットコースターの利用客が骨折する事故が3件相次いでいたことが30日、分かった。
事故が起きたコースターでは過去にも7件の重傷事故があったものの、遊園地が県に報告していなかったことも明らかになった。
【重傷事故、過去にも7件】
県や遊園地によると、「ディスカバリー」で4月30日、40代男性が肋骨(ろっこつ)を折るけがをし、6月25日には小学生女児が鎖骨を折った。
「スーパーコースター」では7月8日、小学生男児が鎖骨を折った。
3人とも、車体の揺れで車内の側壁に体を強くぶつけたとみられる。
いずれもシートベルトを着け、安全バーも下ろしていたという。
2機はそれぞれ16人乗りで、ディスカバリー(全長587メートル)はアップダウンが比較的緩やかで、スーパーコースター(410メートル)はきついカーブが特徴。
遊園地は2機を運休し、事故原因を調査している。
相次ぐ事故を受け、県が遊園地に確認したところ、2013~21年に鼻の骨を折るなどの重傷事故が計7件あったことが判明した。
遊園地は国のガイドラインが義務付ける県に対する報告を怠っていた。
リナワールドの担当者は、「原因究明に努め、安全管理を徹底する」とした上で、事故の報告漏れに関しては「ガイドラインに対する認識不足があった」と説明した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b76d79828f304441d94271facfeeb287452df1f
9月30日20時30分にYAHOOニュース(山形放送)からは、乗客に対し安全バーにつかまり脇を締めるよう呼びかけていたが周知が十分行き届いていなかったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし4月、16人乗りの「ジェットコースターディスカバリー」に乗っていた40代の男性がろっ骨を折る大けがをした。
また6月にも同じコースターで小学生の女の子が鎖骨を骨折。
さらに7月、園内にある「スーパーコースター」でも小学生の男の子が鎖骨を折る大けがをした。
3件とも走行中に車体内の側面に体を強く打ち付け、けがをしたとみられている。
2基のコースターは現在、運行を停止している。
リナワールドではコースターの乗客に対し安全バーにつかまり脇を締めるよう呼びかけていたが、周知が十分行き届いていなかったのが事故の一因とみられている。
また、2つのコースターでは記録が残る2014年から去年までに乗客が骨折するなどの事故が合わせて7件発生していたことも分かった。
リナワールドでは、「事故がある度に点検や試運転を繰り返し、安全を確認の上、再開してきた。今回は国、県、メーカーと連携して原因を究明したい」としている。
建築基準法を所管する県建築住宅課は、リナワールド側からの届出を受け、国土交通省に事故の発生を報告。
リナワールドに対し「適切な運行を働きかけていく」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f5c761d676ddf2938b3c4f6454c54bf4873d368
(2023年3月1日 修正1 ;追記)
2023年2月28日20時7分にNHK山形からは、座席の安全性が不十分だった、設置当時は法令に適合していたが現行基準では安全性が不十分だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
遊園地では2種類のジェットコースターの運行を中止して調査を進め、原因や再発防止策についてホームページで発表しました。
それによりますと、今回の事故はいずれも座席の安全性が不十分で、乗客がカーブで左右に大きく振られたためケガをした可能性が高いということです。
そのうえで、再発防止策としてシートベルトを個別に設けたり、クッションを大きくし低反発素材を入れたりして座席を改修したうえで、第三者機関による安全性の評価を行うことにしています。
また、1980年から40年以上運行しているコースターについては十分に対策できないとして廃止するとしています。
いずれのコースターも、設置した当時は法令に適合していたものの、現行の基準では安全性が不十分だったとしていて、リナワールドは「法令違反ではなかったが、現行の基準に照らし安全性の確保に向けて万全を期していきます」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20230228/6020016845.html
(ブログ者コメント)
〇安全基準が厳格化された際、既設設備には遡及適用されなかった・・・ということかもしれない。
〇会社のホームページをいくつか確認したが、発表された記事は見つからなかった。
キーワード;変更管理
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。