2019年2月6日19時22分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県春日部市立中学校の体育祭で、綱引きで転んだ際に綱が目に当たり、その約1カ月後に右目を失明した元生徒(18)と親が、失明は学校側の対応が不十分だったためだとして、市に約4980万円の損害賠償を求めて提訴した。
6日にさいたま地裁で第1回口頭弁論があり、市側は「綱引きの指導や手当ては適切だった」と棄却を求めた。
訴状などによると、2015年5月30日、市立中3年だった男子生徒は体育祭の綱引きに参加。
相手チームが勝って綱から手を離した際、原告の生徒ら数人がバランスを崩して倒れ、この生徒の右ほおから右目に綱が直撃した。
生徒は同年6月28日に右目の視界が突然白くなり、その後、失明したという。
生徒側は、学校がすぐに病院で受診させるなどの適切な処置をしなかったことが失明の原因と主張。
転倒事故の防止対策も不十分で、注意義務を怠ったと訴えている。
これに対し学校側は、事故と失明の因果関係は認められないと反論。
教諭が生徒の視力を確かめるなどの手当てをし、事前に転倒を防ぐ指導もしていたと主張している。
現在高校3年で、春から大学に進む元生徒は、6日の口頭弁論後、「これから先、不自由があると思うと不安。真実を明らかにしてほしい」と話した。
出典
『「綱引きの綱で右目失明」元生徒側が提訴 学校側は反論』
https://www.asahi.com/articles/ASM2635N3M26UTNB005.html
2月7日1時1分に埼玉新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
訴状などによると、男子生徒は15年5月、通っていた中学校で行われた体育祭に参加。
綱引きの競技中にバランスを崩して転倒した際、右目付近にロープが当たり、約1カ月後に右目に異変を感じて治療を受けたが、失明したとされる。
生徒側は、「転倒事故を防止するための指導や、事故発生後に専門医の診断を受けさせるなどの義務を怠った」として、学校側の過失を主張している。
出典
『元中学生が失明…体育祭綱引きで目にロープ当たり 元中学生、春日部市を提訴「診断受けさせるなど怠った」』
https://this.kiji.is/465910840329929825?c=39546741839462401
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。