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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017526151分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

全国のエレベーターで、整備不良などによる事故があとを絶たないことを受けて、建物の所有者や管理者を対象にした維持管理のための国の初めての説明会が開かれ、11年前のエレベーター事故で息子を亡くした母親が保守点検の重要性を訴えた。


この説明会は、国土交通省が25日と26日開き、自治体やマンション管理会社の担当者などが参加した。


説明会には、11年前の平成18年、東京・港区のマンションでシンドラーエレベータ社のエレベーターが扉が開いたまま突然上昇した事故で、当時高校2年生だった市川さん(男性、当時16歳)を亡くした母親が講演した。


11年前の事故は、設計上の問題に加えて、維持管理が不十分だったことも事故の要因だったと指摘されていて、市川さんの母親は、製造会社がエレベーターの保守会社に点検のマニュアルを渡していなかったと説明した上で、

「十分な情報で保守点検をしていたら防げた事故だと思います。夢も希望もすべて奪われてしまった憤り、悔しさ、悲しみ、無念の思いは絶対に消えることはありません。」

「エレベーターの維持管理は、製造者、保守業者、管理業者、それに所有者すべてにとっての問題だと考えています。今後、維持管理の重要性が広く浸透するように願っています。」

と述べて、適切な維持管理の重要性を訴えた。


国交省によると、平成18年以降、国の調査部会が重大事故として報告書をまとめた17件のエレベーター事故のうち15件で、部品の欠陥などに加えて、維持管理にも問題があったと指摘されたという。


国交省の担当者は、新たに作成した維持管理の解説書をもとに、エレベーターの計画的な修繕予定を作っておくことや、マンションの管理組合も保守管理会社との契約内容を把握しておくことが重要だと指摘した。

 


11年前に東京・港区で起きたエレベーター事故を受けて、国交省は平成21年に法律を改正し、新たに設置するエレベーターについては、ブレーキの二重化や、扉が開いたまま動き出した場合に自動的に止まる装置の設置を義務づけた。


また、数100項目の法定点検の際の基準を具体的に定めて、ブレーキの摩耗状況や不具合の写真の報告なども義務付けた。


しかし、その後もエレベーター事故は全国で相次ぎ、11年前の東京・港区の事故を含めて、国の調査部会が重大な事故として報告書をまとめた事故は17件に上り、あわせて4人が死亡、6人がけがをしている。


国交省によると、このうち15件は、設計上の問題などに加えて、維持管理にも何らかの問題があったと指摘されているという。


6年前の平成23年7月に東京メトロ有楽町線の平和台駅で起きたエレベーターの落下事故では、ロープのさびが進んで断線していたにも関わらず、点検の際に交換せず、使い続けていたことが主な要因だと指摘された。


全国におよそ73万台あるエレベーターのうち、ブレーキの二重化などの装置が備わっているのは、およそ15万台にとどまっていて、国交省建築指導課の深井昇降機等事故調査室長は、「11年前の事故のあとも、維持管理の面で適切でないことが原因で重大な事故が起きている。ビルの所有者やマンションの管理組合も、保守管理会社にどういうことを依頼し、どういう責任で維持管理をやってもらうのか明確にしておくことが重要だ」と話している。


一方で、エレベーターの維持管理を行っている企業でも、11年前の事故以降、さまざまな技術開発を進めている。


都内に本社がある大手ビルメンテナンス会社では、従来の点検に加えて、エレベーターのドアの開閉やブレーキの動作状況を遠隔で監視し、閉じ込めなどに対応するシステムを導入している。

さらに、おととしからは、エレベーターの各部品の状態をリアルタイムで送って、維持管理する新たなシステムを開発した。
 

例えば、ドアを開閉させるベルトの緩みを0.1mm単位で把握し、ドアのレールにゴミがたまっているといった故障につながる状況も把握できるという。

さらに、維持管理している全国のおよそ13万6000台のエレベーターから送られてくる大量のデータ=ビッグデータを活用して、エレベーターのロープの交換時期を事前に算出するなど、人による見逃しやミスの防止にもつなげようとしている。


日立ビルシステムの狩野保全技術部長は、「痛ましいエレベーターの事故は絶対に起こしてはいけないと考えており、今後は人工知能=AIも活用し、安全にエレベーターに乗って頂けるよう、高度な維持管理を実現したい」と話している。

 

出典

エレベーター維持管理初の説明会

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170526/3702381.html 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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