2017年5月31日付で伊勢新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽三丁目)が運営する飲食店「B」で、小麦と乳製品が使われたカレーを食べた2歳の女児が食物アレルギーを発症していたことが、30日、水族館への取材で分かった。
アレルギーに配慮していることを示す「アレルギー対応」とメニューに表示していたにも関わらず、アレルギーの一部原因となる小麦と乳製品がカレーに含まれていた。
女児は一時的な呼吸困難となったが,現在は落ち着いているという。
同館によると、女児は今月28日、愛知県から母親と2人で来館。
昼食にカレーを食べて、アレルギーを発症したという。
女児は呼吸困難やじんましん、顔の腫れなどの症状があり、母親が伊勢市内の病院に搬送した。
女児の呼吸は落ち着いたものの、顔の腫れや下痢などの症状が残っているという。
女児が食べたのは「ワニカレー」というメニュー名のカレー。
同館では、春の大型連休(ゴールデンウイーク)まで、このカレーについては低アレルギーのルーを使用していたが、今月8日から小麦や乳製品を含む通常のルーに切り替えたという。
しかし、「アレルギー対応」の表示は残したままだった。
同館は成分を確認するため、このカレーの販売を中止している。
同館は29日に母親に直接謝罪した。
公式ホームページで経緯などを掲載。
担当者は、「ご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。今後、アレルギー物質や対応を学ぶ教育を徹底し、販売と管理体制を強化していく」としている。
出典
『カレー食べ、アレルギー発症 2歳女児、メニュー誤表記 鳥羽水族館』
http://www.isenp.co.jp/2017/05/31/3864/
5月31日11時52分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県鳥羽市の鳥羽水族館は、館内の直営レストランが提供したカレーの食物アレルギーに関する表示を誤り、これを食べた愛知県内の女児(2つ)が呼吸困難や下痢、顔の腫れなど、小麦粉や乳製品に対するアレルギーを発症したことを明らかにした。
30日にホームページで発表した。
同館によると、女児は28日昼ごろ、母親と「ワニカレー」を食べ、アレルギー症状が出たため、三重県伊勢市内の救急外来で治療を受けた。
現在も下痢の症状が残っている。
「アレルギー対応」だったカレーのルーを8日に「アレルギー非対応」に切り替えたが、店内の表示変更を怠っていた。
同館は、連絡を受けた28日午後3時すぎにカレーの提供を中止したが、既に96食を販売しており、注意を呼び掛けている。
今回の問題を受け、同館が直営2店のメニューをチェックした結果、材料に7大アレルゲンを含むメニュー5点も「アレルギー対応」と誤った表示で提供していたため、販売をやめた。
同館は「販売や管理体制を強化し、再発防止に努めたい」と話している。
出典
『鳥羽水族館がアレルギー誤表示 カレー食べた2歳児発症』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017053190115239.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。