2017年5月26日15時3分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、宮崎市で、市が所有する土地の草刈りを行ったあとマダニが媒介するウイルスの感染症で死亡した60代の嘱託職員の男性について、市は「公務災害」に当たるとして、遺族への一時金などの支給を決めた。
公務災害が認められたのは、宮崎市高岡総合支所の嘱託職員だった60代の男性。
宮崎市によると、この男性は去年9月、業務として市が所有する土地の草刈りを行い、翌月になってマダニが媒介するウイルスによる感染症、SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」で死亡した。
男性の体にダニにかまれた痕があったことや、発症した時期などから、市は、草刈り中にマダニにかまれてSFTSを発症したと判断し、今月15日付けで公務災害に認定した。
今後、市は、男性の遺族に一時金と遺族補償年金を支給することにしている。
宮崎市は、「このような公務災害が起きないよう、安全管理をさらに徹底したい」としている。
出典
『ダニ媒介の感染症で死亡の職員に公務災害認定 宮崎市』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170526/k10010995821000.html
5月26日14時52分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
宮崎市の嘱託職員の60代男性が昨年、市有地の草刈り中にマダニにかまれてウイルス感染して死亡し、公務災害と認定されたことが、26日、分かった。
遺族には一時金計2200万円などが支払われる。
市によると、男性は昨年9月、市有地で草刈りした後、腰痛や発熱の症状が出た。
10月に入院先の病院で死亡し、マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」と診断された。
右足首にマダニにかまれた痕があり、症状が出た時期などから草刈り業務中にかまれたと推測され、市が今月15日付で公務災害と認定した。
出典
『マダニ感染死は「公務災害」宮崎市職員、草刈り中にかまれる』
http://www.sankei.com/west/news/170526/wst1705260054-n1.html
(ブログ者コメント)
マダニの危険性については、今月、本ブログで紹介したばかり。
その後も何件か死亡事故が報道されている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。