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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017526128分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

527日付で毎日新聞大分版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午前0時40分ごろ、大分市西ノ洲にある新日鉄住金大分製鉄所から「コークス炉付近で炎があがっている」と消防に通報があった。


消防と製鉄所の自衛消防隊が消火にあたった結果、火はおよそ2時間後に消し止められた。
この火事によるけが人はいなかった。


燃えたのは、石炭を無人で炉に運ぶための軌道用車両「装入車」(縦・横およそ13m、高さがおよそ6m)の運転室などで、警察と消防は26日朝から現地を訪れ、出火原因を詳しく調べた。

 

同製鉄所によると、午前0時25分ごろ、設備故障のアラームを聞いた社員が工場内を確認し、火災に気づいたという。


「コークス炉」は、石炭を燃やして鉄の生産に必要な「コークス」を作るための設備で、この火事の影響で大分製鉄所は、5つあるコークス炉のうち1つの操業を停止している。


同製鉄所では、ことし1月に造船用などの鋼材を生産する主力工場の1つが燃えるなど、火事が相次ぎ、ことしに入って火事は今回で5回目。


同製鉄所は、「火災が続き、近隣住民や関係者の皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありません。原因を明らかにして再発防止に努めます」とコメントしている。

 

出典

新日鉄 ことし5回目の火災

http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5073729192.html 

『火災 新日鉄住金大分、軌道用車両焼く /大分』

http://mainichi.jp/articles/20170527/ddl/k44/040/357000c  

 

 

527日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からは、事故原因に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

火災があったのは、5つあるコークス炉のうちの3号炉。

 

一つの炉に「炭化室」と呼ばれる穴が並び、装入車が線路上から石炭を投入する。

石炭を入れる際に炭化室の蓋が開き、投入時以外は閉じている。

 

捜査関係者によると、当時、炭化室の蓋が開いたままだったことなどから、炭化室から吹き上げた熱風で装入車が焼けた可能性もあるとみて調べている。

 

 

5261415分に日本経済新聞からは、下記趣旨の解説的叱咤記事がネット配信されていた。

 

新日鉄住金の大分製鉄所で火災が相次いでいる。

 

26日未明、鉄鋼原料の石炭を蒸し焼きにする「コークス炉」付近から炎があがった。

生産設備には大きな被害がない模様だが、現時点で稼働再開のメドはたっていない。

 

大分製鉄所では、今年1月に造船向けなどに使う厚板工場で大規模な火災が発生するなど、今年に入ってからの火災は6件目。

信頼回復に向け、抜本的な再発防止が求められている。

 

26日午前0時半すぎ。大分製鉄所の作業者から市消防局に「119番」通報が入った。

火災が発生したのは、5つあるコークス炉の1つ「第3コークス炉」近くの無人運搬車。

人的被害はなく、約2時間後に鎮火したという。

 

消防と警察は朝から出火状況や原因の調査に入っており、同製鉄所は「生産設備そのものに被害はないが、原因究明のため設備を止めている」としている。

 

今年1月5日発生した大分製鉄所の厚板工場での大規模火災。

厚板を伸ばす機械を制御する電気盤に内蔵された機器が異常な動作を起こし、発火。

その後、燃え広がった。

 

初動対応が遅れたこともあり、鎮火までに要した時間は1日半。

設備の損傷が激しく、復旧は8月になる見通しだ。

 

設備の更新や他拠点への振り替え生産などで、18年3月期まで約280億円の減益要因になるなど、経営への打撃も大きい。

 

大分製鉄所では、消防に通報する事態になった火災が、今年になってから合計で5件発生。

着衣の火災など小さなものもあるが、半年弱の期間に1つの製鉄所で6件も火災が発生するのは異常な事態と言える。

 

それぞれの原因は異なるが、26日の火災を受け、鉄鋼業界関係者からは驚きの声が広がった。

「これだけの短期間に連続する火災は聞いたことがない。現場の緊張感が保てていないと思わざるを得ない」との厳しい声も聞こえてくる。

 

鉄鋼大手3社では2016年に9件の死亡事故が発生し、このうちの7件が新日鉄住金だった。

相次ぐ合併で、多くの工場を抱えているとはいえ、労災の多さは業界で突出している。

新日鉄住金の進藤社長は17年を「安全体質特別強化年」と位置付けていたが、事態打開に向けて早くも正念場を迎えている。

 

「ハインリッヒの法則」――。

1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、さらにその陰には300の異常事態があると言われる。

軽微な異常やトラブルを見逃さず、教訓として重大事故を回避するため、多くの製造業で参考にしてきた考え方だが、新日鉄住金は小さなトラブルをつぶし切れていない。

 

設備の老朽化、団塊世代の大量退職…。

災害の発生の原因は複雑に絡まっているが、鉄鋼盟主として、いま一度、全拠点の生産設備や生産工程の総点検が必要だ。

 

出典

大分で今年6度目の火災 新日鉄住金に必要な「総点検」

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ26HIH_W7A520C1000000/?n_cid=NMAIL002 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇本ブログでは今年に入ってからの火災3件を紹介スミ。

残る1件は上記記事にある着衣火災と思われる。

1月 5日 厚板工場で大規模火災

2月28日 石炭を運ぶベルトコンベヤーで石炭がくすぶる

3月 8日 溶接時の火の粉が保温材に入り発煙

 

〇続く時には続くことがある産業界の事故。

同じ製鉄業界では、2015年に千葉市のJFEで人身事故や火災などの事故が続発した。(本ブログ掲載スミ)

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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