2022年2月16日6時29分にYAHOOニュース(中央日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
韓国野党「国民の党」大統領選候補の安哲秀(アン・チョルス)氏の地域遊説バス2台で一酸化炭素が流出し、運転手や党員など2人が亡くなり、別の運転手1人が重傷を負う事故が発生した。
忠清南道(チュンチョンナムド)天安(チョナン)東南警察署は15日午後5時20分ごろ、天安市新富洞(シンブドン)にある天安ターミナル付近の道路に停車していた安氏の45人乗り遊説バスで、バス運転手の50代Aさんと論山(ノンサン)・鶏龍(ケリョン)・錦山(クムサン)地域選対委員長の60代Bさんが亡くなったと明らかにした。
警察によると、救急隊が現場に到着した当時、2人は心停止状態で、病院に運ばれたが亡くなったという。
事故は再び発生した。
国民の党によると、江原(カンウォン)地域でも遊説車両の運転手Cさんが一酸化炭素中毒で意識を失って倒れ、原州(ウォンジュ)地域の病院の救急室に運ばれた。
入院中のCさんは、脈拍はある状態だが意識はないという。
国民の党のチェ・ジンソク常任選対委員長は、この日夜、ソウル汝矣島(ヨイド)党キャンプ事務室で緊急記者会見を開き、「党は45人乗りバスにロゴソングと映像を伝送できるLED電光掲示板を装着した遊説バスを使用中」としながら、「会社側によると、バスで発電機を通じてLEDを点灯させると一酸化炭素が発生するので、窓を開けて走行しなければなければならないと(安全規則を)公示したが、事故車両は寒さのために窓を締め切った状態だったため事故が発生したと推測される」と話した。
続いて、「起きてはいけないことが起きた」とし、「選対委と候補を含めたすべての選挙運動員の選挙運動を全面中断する」と話した。
この日午後、慶尚北道安東(アンドン)で遊説中だった安氏は、事故の知らせに接して天安の病院に移動した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7598e9c127d605de8b0683157925334a36457078
2月16日7時49分にYAHOOニュース(ハンギョレ新聞)からは、運転手と連絡が取れないという通報を受けて警察が出動し発見したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、運転手と連絡が取れないという他の車の持ち主の通報を受けて出動し、バスの中で倒れた2人を発見した。
警察関係者は、「発見当時、彼らはバスの中で椅子に座ったまま息をしておらず、外傷もなかった」とし、「正確な死亡原因を明らかにするため、国立科学捜査研究院に解剖を依頼し、発電装置の異常などの分析も依頼した」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc9f7d247ce1a6759a0c1a06791e77c377931523
2月16日18時57分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、事故が起きたバスの映像などが配信されていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd35397e8fe5c8566709d68f8fceb6cf16841a9c
2月17日14時26分にYAHOOニュース(朝鮮日報)からは、通常は遊説にトラックを使うがコロナの関係で対面接触が難しいのでバスを使った、発見当時バスのエンジンと発電機は動いておりドアと窓は全て閉まっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
通常は選挙運動車両には主にトラックを使うが、国民の党は公式選挙運動が始まった15日からLEDスクリーンを取り付けた選挙運動バスを投入した。
他の政党は広告用の特殊フィルムを張ったバスを使用しているものの、LEDスクリーンは設置していない。
警察関係者は「死者が発見された当時、バスはエンジンがかかったままでドアと窓は全て閉まっており、発電機が設置された荷物スペースのドアも閉じていた。LEDスクリーンと発電機はいずれも作動していた」と話した。
国民の党は公式選挙運動開始に合わせ、事故車両と同じ種類の選挙運動バス18台を投入した。
コロナの影響で対面接触が難しい状況を考慮したものだという。
しかし、開放型の荷台にステージ、スクリーン、発電機、音響装置などを設置する通常の選挙運動トラックとは異なり、バスを改造した事故車両は密閉された荷物スペースに発電機を設置していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/65b415f8604bbb6930e88785ec6e5be1a693c7e6
2月17日14時47分にYAHOOニュース(Wow!Korea)からは、再現実験結果、30分で車内のCO濃度は2000ppm程度になった、天安市のバスのエンジンは止まっていた、運転席横を除くすべての窓は広報フィルムで覆われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日、韓国ガス安全公社が警察などの関連機関と共に、事故が起きたバスのトランクルームで30分間発電機を稼働した結果、運転席付近の一酸化炭素濃度は1500ppm、後部座席の濃度は2250ppmだった。
LED電光掲示板に電源を供給した発電機があったトランクルーム内の濃度は4080ppmに至った。
チョナン(天安)市の高速バスターミナル近くの道路に停車中の車内にいた運転手の50歳男性と選挙対策委員長の63歳男性が意識を失った状態で見つかり、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
発見当時、Aさんは運転席のすぐ後ろの席で横に寄りかかっており、Bさんはバス右側の後ろの座席にいた。
バスのエンジンは止まった状態で、扉の大部分は閉まっていた。
また、バスの外側に設置されたLED電光掲示板と、トランクルーム内にあるガソリンで稼働する発電装置は稼働していた。
警察が確認した結果、バス内部のカメラの映像では、AさんとBさんが車両停車後20分ほどで呼吸困難の症状を見せ、1時間10分ほどが過ぎた時に意識を失っていたという。
専門家らは、ガソリンで作動する自家発電機から流出した一酸化炭素がバス内部に流入したが、運転席横の窓を除くすべての窓が広報フィルムで覆われていて、換気ができていなかったと伝えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0b48e2447efae3fc1ed7e9c89fd03a8e59b48c3
2月17日15時9分にYAHOOニュース(ハンギョレ新聞)からは、バスを改造した会社は技術が良いことで知られているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ソウルで遊説用の車の改造を行っている会社の関係者は、「事故の類型から見て、製作者がミスを犯したものとみられる」とし、「事故が起きたバスの改造に関わった会社は(改造)技術が良いことで知られる専門会社だ。零細企業ではない」と伝えた。
事故が起きた天安の遊説用のバスは慶尚南道のN観光、原州の遊説用のバスは昌原(チャンウォン)のO高速観光所属だ。
国民の党の遊説バスは18台で、金浦の会社が改造したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/76afcacf0b7a1a6b45b415b99b6fbf8970800c88
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。