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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2023121270分に産経新聞から下記趣旨の記事が、写真と解説図付きでネット配信されていた。

神戸市灘区の阪急電鉄踏切で10月、手押し車を利用していた女性(94)が電車にはねられ死亡する事故があり、手押し車のタイヤがレールに挟まって女性が転倒し、踏切内に取り残されたとみられることが11日、捜査関係者への取材で分かった。

遮断機が下りた後に女性の転倒に気づいた目撃者の男性が非常停止ボタンを押そうとしたが、男性の側にはなく、約15メートル離れた反対側のボタンを押すまで数秒かかっていたことも判明した。

現場は、踏切内の線路に対し道路が斜めに交差する構造。

兵庫県警は、女性が方向を見失って斜めに延びていく道路から外れ、軌道との境界付近で転倒したとみている。

こうした構造の踏切は事故の危険性が高いとされ、阪急電鉄は新たな事故防止装置の設置を決定。

道路を管理する神戸市も通行環境の改善を検討している。

事故は10月24日午前7時15分ごろ、神戸市灘区篠原中町の阪急神戸線「篠原第二踏切」で発生。

近くに住む女性が通勤急行にはねられて死亡し、現場には手押し車のものとみられる部品が落ちていた。

県警灘署は周辺の防犯カメラなどを解析し、事故の経緯を特定した。

捜査関係者らによると、女性が踏切に到着した際、すでに遮断機が下りていたため、道路の左端付近で待機。

電車の通過を待って線路に対して直進した。

右手で小型の手押し車を押しながら左手にも荷物を持ち、かなり前かがみの状態だった。

道路は女性の進行方向に対して右斜めに延びて線路と交差しているが、女性は直進を続けて道から外れ、軌道との境界付近で転倒した。

その後、遮断機が作動。

女性はいったん起き上がりかけたが、再び転び、電車にはねられた。

同署は女性がかなり前かがみの姿勢で視野が狭くなっていたため、進路が道路からそれていることに気付かなかったとみている。

踏切には障害物検知装置があったが、主に車が対象となるため、倒れた女性には反応しなかった。

阪急は今回の事故を受け、現場に、取り残された人を検知できるシステムの設置を決めた。

神戸市は、道路に色を付けるなど、注意喚起のための対策を検討している。

 

【非常ボタン間に合わず…反対側のみ】

今回の事故では、踏切内で女性が転倒するのを目撃した男性が非常停止ボタンを押していた。

しかし目撃場所からボタンの場所まで距離があり、結果的に間に合わなかった。

件数自体は減少傾向にある踏切事故だが、危険性は構造によって異なる。

専門家は、それぞれの踏切の特徴に合った対策が必要だと指摘する。

捜査関係者らによると、目撃者の男性は踏切の北西角付近で踏切内に女性が倒れているのを発見。

すでに遮断機は下りており、非常ボタンを押そうとした。

しかし、現場で非常ボタンがあるのは南西と北東の2カ所。

男性は約15メートル離れた北東まで走ってボタンを押したが、ほぼ同時に電車が踏切を通過した。

ボタンを押せば自動的に電車のブレーキがかかる仕組みだが、運転士が女性の存在に気づき、ブレーキをかけた方が先だったとみられる。

非常ボタンは踏切を横断する自動車ドライバーらの使用を想定し、進行方向左手前に設置されているのが一般的という。

鉄道の安全対策に詳しい関西大の安部誠治名誉教授は、非常ボタンは通常2カ所としつつ「道幅が広いなど状況に応じて4カ所設置すれば、目撃者がすぐ押せるようになる」と指摘する。

 

【踏切「個性」に合わせた対策を】

今回の事故を受け、阪急電鉄は現場踏切に新たな事故防止装置を導入する方針だ。

同社によると、これまでも踏切内に照射されたレーザーが障害物で一定時間遮られると、接近する電車に自動ブレーキがかかる装置があった。

しかし、ある程度の高さや大きさがないものは検知できず、今回は作動しなかった。

来年度には、踏切内の障害物を高精度で検知する装置を導入するという。

安部氏は、こうした対策を評価した上で、「そもそも、転倒して人が取り残されないように、歩行環境を整備するなどの対策も重要だ」と指摘。

「踏切には個性があり、それぞれが抱えるリスクに合わせて対策を取る必要がある」と強調した。


https://www.sankei.com/article/20231212-3AJVLPFKBFLKHA4O54XMV5NH5U/

 

12191900分にYAHOOニュース(産経新聞)からは、記者が死亡した女性と同じように腰を曲げ前かがみで踏切に入ってみると、視覚上、道路から徐々に外れていくのもやむなしと感じたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故の背景として浮上したのは、線路に対し道路が斜めに交差するなどの現場の構造。
なぜ、女性は亡くなったのか。
現場を歩き、探った。

先月下旬、女性と同じように南西側から踏切に入った。

道路は進行方向右斜めに線路と交差しているが、軌道との境界に沿って黄色のラインが引かれている。

「これなら道路から外れることはないのではないか」。
そんな印象を抱いた。

ところが、腰を曲げて前かがみになってみると、考えは一変した。

踏切内には線路に対し直角に、舗装のつなぎ目のような線がある。

視野が極端に狭く、踏切全体の構造を把握できない中、こうした線や「線路に対して直進」という感覚に頼って歩くと、徐々に道路から外れていく。

女性は当時、右手で小型の手押し車を押し、左手に荷物を持っていた。

周辺の防犯カメラの映像などによると、進路が道路から外れ、軌道との境付近でレールに手押し車のタイヤが挟まって転倒した。

年齢などを合わせて考えると、こうなってしまうことは十分あり得ると感じた。

・・・

この踏切のように、線路と道路が斜めに交差する構造は珍しくなく、より急角度で交差する踏切も多い。

それでも、現場ではこれまで、ベビーカーのタイヤが挟まるなどのトラブルも起きていたという。

現場では速度を上げて横断する車を警戒し、道路の端を歩く人も多かった。

しかし、軌道との境に引かれた黄色のラインを越えると、すぐに段差になっていたり、道路の端がくぼみのようになっていたりもする。

こうした点にも危険を感じた。

道路を拡幅する、分かりやすいよう色分けする-。

電車に関する事故には駅ホームの転落防止など取り組むべき課題が多いのは理解するが、今回の現場でも、できる対策はいろいろとあるのではないか。

同じような悲劇が起きてほしくないと切に願う。


https://news.yahoo.co.jp/articles/e85397fdff0d7a2cb4f3292c3456cc47c6bceadf  

 

 

  

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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