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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20179112151分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京都渋谷区で10日夕、沿線の建物火災が小田急線の車両に延焼する火事があった。

けが人はなかったが、乗客300人が線路に避難した。

小田急などによると、緊急停止した8分の間に車両に火が燃え移ったという。

 

小田急や警察などによると、同区代々木5丁目にあるボクシングジムが入るビルから出火したと119番通報があったのは、10日午後4時6分ごろ。

 

小田急によると、「消火活動をするため電車を止めてほしい」と消防から現場で依頼された警察官が、通報から5分後に近くの踏切にある非常停止ボタンを押した。

 

列車に自動的にブレーキがかかる仕組みが作動し、新宿行き上り列車(8両編成)が「たまたま火災現場の目の前に止まった」(小田急)という。

ジムの入るビルからわずか3m。

ここで一時とどまっている間に、2両目の屋根に延焼した。

 

小田急では、沿線で火災が起きた場合、「運転士や車掌が覚知したら電車を安全な場所で止める」のが原則だという。

 

今回、運転士は白煙は確認したが、火災とは認識しておらず、踏切事故などで非常停止ボタンが押されたと考えた。

安全確認のために電車を降りて初めて、火災に気づいたという。

 

運転士は手動で非常停止状態を解除し、運転指令に連絡して電車を動かす許可を取った。

停止から8分後、火災から遠ざけるために電車を動かし始めたが、直後、現場にいた消防から屋根への延焼を知らされ、約120m前進したところで再び停車。

乗客を避難させたという。

 

乗客は、1両目と8両目のドアから、車外に出た。

全車両のドアを開けなかった理由について、小田急は「対向する下り車線の運行が確実に停止されているか確認できていなかったことに加え、車内が燃えていたわけでもないので、乗務員の目が届く場所から降ろすことにした」という。

 

燃えたのは、電気設備周辺を絶縁するため、ステンレス製の車両に上塗りしているウレタン樹脂。

難燃剤を混ぜるなどして燃えにくくしているが、今回は炎の勢いが強かったと小田急はみている

 

 

【国は社内検証を指示】

 

国交省は11日、小田急に対し、火災対応や避難誘導が適切に行われたか、社内で検証するよう指示した。


沿線火災は過去にも起きているが、国交省によると、現場のすぐ脇で列車が止まった例はなく、「踏切事故で車両が焦げたことはあるが、沿線火災で車両が焦げたケースは記憶にない」と担当者。

沿線火災への対応は国のルールがなく、列車が焼ける事態も想定していなかった。

 

一般的には、沿線で火災が起きた場合、列車は現場の手前で非常停止するか、止まることが難しい場合には現場脇をそのまま通りすぎることで、対処しているという。

 

非常停止は、火災などの危険に気づいた運転士が判断するか、運転指令が運転士に指示して実施されることが多い。

ただ、今回はそのどちらでもなく、非常停止ボタンが押されて自動列車停止装置(ATS)が作動し、ブレーキがかかった。

 

非常停止ボタンは、ATSと連動するタイプとしないタイプがあるが、小田急は連動式で、運転士や運転指令の意思とは関係なく列車が止まったという。

 

鉄道の安全対策に詳しい関西大社会安全学部の安部誠治教授(交通政策論)は、「踏切の非常停止ボタンが押されたため、運転士は踏切自体の異常と火災との両方を確認しないといけない状況だった」と分析。

「トンネル内で火災が起きた際には『止まるな』という鉄道業界の原則があるが、トンネル以外には無い。建物の間をぬうように列車が走る都市部では、今回のような火災の可能性があり、鉄道各社は避難誘導の方法も含め対策を練っておく必要がある」と指摘する。

 

出典

『自動停止し火災に横付け… 小田急延焼、想定外重なる』

http://www.asahi.com/articles/ASK9C5GXYK9CUTIL02Z.html 

 

 

9121233分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

石井国土交通大臣は12日の閣議のあとの記者会見で、「住宅密集地などにおいて、線路の間近で火災が発生した場合の列車の運行と消火活動のあり方について検討するよう指示した」と述べ、沿線で火事が起きた際の列車の運行と消火活動の進め方について、消防や警察と連携して検討を始める考えを明らかにした。


国交省によると、これまでトンネル内や地下で火災が起きた際の対応は決められているが、沿線で火事が起きた際の列車の運行や乗客の避難、消火活動については定められていないという。

 

出典

沿線火災の列車運行と消火検討へ

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170912/0000348.html

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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