2017年9月8日11時32分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
住宅などの屋根に設置されている太陽光パネルが、災害などで壊れても発電を続け感電するおそれがあるのに、およそ6割の自治体が感電の危険性を認識していなかったことが、総務省の調査でわかった。
総務省は、環境省と経済産業省に対し、適切な対応を取るよう勧告した。
総務省によると、太陽光パネルは、地震や大雨による災害や火災などで壊れても、日光に当たっていると発電を続けるため、接触して感電するおそれがある。
総務省が、太陽光パネルの導入が進んでいたり、去年とおととしの2年間で地震や大雨などの災害に遭ったりした全国21の自治体を対象に、9月までの半年間にわたって太陽光パネルの廃棄や処理の状況などについて調査した。
その結果、61%にあたる13の自治体が、災害などで太陽光パネルが壊れても発電を続け感電する危険性を認識していなかったことがわかった。
さらに、災害で被害を受けた6つの自治体では、最大で9か月間、感電を防ぐ対策が十分取られず、住民への注意喚起も行われていなかったという。
総務省は環境省に対して、感電防止の措置や住民への呼びかけなどを徹底するよう、また環境省と経済産業省に対して、太陽光パネルの適切な回収や処理について検討するよう、8日、勧告した。
出典
『太陽光パネル 感電危険周知勧告』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170908/3693011.html
(ブログ者コメント)
水に浸った太陽光パネルの危険性については、本ブログでも過去に紹介スミ。
2016年9月21日掲載
2015年9月15日報道 栃木県は豪雨被害の復旧作業時、浸水した太陽光発電の設備や壊れたパネルに触れると感電する恐れがあるとして注意を呼びかけ
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5230/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。