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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017726日に掲載した第5報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第6報として掲載します。

第5報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7390/

 

 

 

(2017年9月15日 修正5 ;追記)

 

201798日付で毎日新聞東京版から、接着剤の樹脂に放射線が当たってガスが発生したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、過去記事ともどもタイトルも修正した)

 

日本原子力研究開発機構は7日、放射性物質を入れたビニールバッグが破裂した原因を検証する実験結果を文科省に報告した。

 

放射性物質を固める接着剤の樹脂に放射線を当てたところ、ガスの発生が確認された。

このガスでビニールバッグ内の圧力が高まり、破裂したと結論付けた。

 

報告によると、ビニールバッグ内で発生したガスが長期間たまり続けていたと推測され、容器内で抑えられていたが、ふたを開けたところビニールバッグが一気に膨張し破裂したという。

 

原子力機構は、作業員が半面マスクを装着していたにもかかわらず放射性物質を吸引した原因も調査。

作業中の会話や汗でマスクと顔の間にすき間ができ、飛散した放射性物質が入り込んだとみられる。

 

出典

『原子力機構・内部被ばく 接着剤に放射線、ガス発生し破裂』

https://mainichi.jp/articles/20170908/ddm/012/040/073000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

「放射性物質を固める接着剤の樹脂」とは初情報。

詳細は下記記事参照。

 

2017623() 茨城新聞)

 

破裂したビニールバッグの中にあった核燃料物質は「エポキシ樹脂」と呼ばれる合成樹脂で固められていたことが21日、機構への取材で分かった。

 

機構は、樹脂が放射線で分解されてガスが発生したことも破裂原因の一つになった可能性があるとみて調べている。

 

・・・・・

 

事故が起きた「燃料研究棟」で作業に関わった元職員の技術者に機構が聴き取りしたところ、X線を使って核燃料物質の結晶構造などを調べる際、粉末状の核燃料物質をアルミプレートに固定するため、エポキシ樹脂系の接着剤を使用していたことが判明。


窒化物や炭化物の燃料は研究で使い終わった後に加熱処理するため、樹脂は気化して残らない。

だが、酸化物は化学的に安定していることから、使用後は樹脂と燃料部分をプレートから切り離し、そのまま容器内に収めていたという。

 

・・・・・

 

事故原因を巡っては、放射線によって核燃料物質が入るポリエチレン容器が劣化してガスが生じた可能性なども指摘され、機構は、複数の要因が重なった可能性も視野に原因究明を急ぐ。

・・・・・

 

大洗研被ばく 合成樹脂でガス発生か 機構、7月末に原因報告』

http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14981400402326 

 

 

 

(2017年10月3日 修正6 ;追記)

 

20179291817分にNHK茨城から、最終報告書が提出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

原子力機構は29日、事故の原因や再発防止策などをまとめた最終報告書を原子力規制委員会に提出した。


それによると、今回の事故の原因は、核燃料物質を固める接着剤が21年間にわたって保管される中で、放射線で分解されてガスが発生したためだと特定した。


そのうえで、核燃料物質が作業員の顔などに付着したあと、会話をしてマスクがずれたり、マスクを外す際に物質を吸い込んだりして作業員が被ばくした可能性が高いと推定している。


また、再発防止策として、核燃料物質を管理する基準や管理方法を改善するほか、異常が確認された場合はすぐに作業をやめるなど、これまでの対応を見直すなどとしている。

出典

大洗被ばく事故で最終報告書提出

http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/20170929/1070000224.html 

 

 

 

(2017年10月29日 修正7 ;追記)

 

20171026日付で毎日新聞から、事故報告書の再提出が求められたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10252315分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

原子力規制委員会は25日、定例会合を開き、機構が9月末に提出した事故原因の最終報告書について、直接的な原因とその対策にとどまっており、放射性物質の管理体制の不備などを招いた組織的な問題の分析が不十分だとして再提出を求めることを決めた。

原子力事業者自身に原因分析のやり直しを命じる異例の対応。

 

最終報告書では事故の経緯は説明されたが、規制委は、機構の組織としての体質が事故にどのように影響したのかなどの分析が不足していると判断した。

 

規制委は事故の深刻度を8段階で示す国際評価尺度(INES)で、上から6番目の「レベル2」(異常事象)に当たると暫定評価した。

レベル1以上は極めて異例。

 

出典

『原子力機構・内部被ばく 大洗事故分析「不十分」 規制委、やり直し命じる』

https://mainichi.jp/articles/20171026/ddm/012/040/051000c 

『茨城被曝事故 規制委が「最終報告書」再提出を指示』

http://www.sankei.com/affairs/news/171025/afr1710250049-n1.html 

 

 

 

(2017年12月25日 修正8 :追記)

 

20171222717分にNHK茨城から、規制が強化されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故は、密閉されていない「フード」と呼ばれる設備が使われたことから作業員たちの被ばくにつながったことなどが分かっていて、原子力規制委員会は「プルトニウムを吸い込んだ場合の人体に与える影響は大きく、適切な作業ではなかった」としている。


一方で、核燃料物質の取り扱いに関する規則には、作業を行う場所について定められていなかった。


そのため規制委員会では、プルトニウムは、原則、手袋が取り付けられた密閉式の「グローブボックス」と呼ばれる設備などで扱うことを義務づけ、規制を強化することになった。
早ければ、今年度中にも規則を改正したいとしている。

 

出典

プルトニウム「密閉」義務化へ

https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20171222/1070001148.html 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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