2020年8月11日23時49分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日夜、道南の森町のJR函館線で、普通列車が車輪の“空転”で坂を上れなくなり、勾配の緩やかな別のルートを通って終点に向かいました。
JRによりますと、雨でレールがぬれていたため、坂を上れず空転したとみられるということです。
JR函館線の森駅と大沼駅の間は、▽特急列車が通る北海道駒ヶ岳西側の内陸ルートと、▽北海道駒ヶ岳東側を遠回りする海側のルートがあります。
JRによりますと、11日午後8時半ごろ、森町内の内陸ルートを走っていた長万部発・函館行きの普通列車が車輪の“空転”で坂を上れなくなり、森駅までいったん戻って、勾配が緩やかな海側のルートで運行しました。
この列車は遠回りの結果、2時間近く遅れたということです。
また、函館発・札幌行きの特急北斗23号が1時間近く遅れたということです。
2本の列車の遅れで、およそ50人に影響が出たということです。
JRによりますと、雨でレールがぬれていたことに加え、普通列車は1両での運転で「馬力が足りなかった」ため、上り坂で空転が起きたとみられるということです。
JR北海道函館支社は「こうしたケースはよくあることではない」としています。
JRは12日も“空転”のおそれがあるとして、森と大沼を結ぶ朝の普通列車上下それぞれ1本、あわせて2本の運休を決めました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200811/7000023777.html
(ブログ者コメント)
本ブログでは昨年、車輪が空転しやすい条件を調べる実験についても紹介している。
2019年8月28日掲載
『2019年8月21日報道 JR西日本岡山支社は草を敷いた上り坂レールに列車を走らせ、車輪が空転しにくい回転数を調べる実験を行った、将来は自動回転数制御を目指す』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9935/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。