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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2020811826分に沖縄タイムスから下記趣旨の記事が、訓練場所と地表水・地下水流れの図解付きでネット配信されていた。

 

【ジョン・ミッチェル特約通信員】

 

嘉手納基地内外を流れる大工廻(だくじゃく)川と周辺の井戸で有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)による高濃度の汚染が確認されている問題で、汚染源が同基地内で1970~80年代に使用されていた消火訓練場である可能性が高いことが、10日までに分かった。

 

沖縄タイムスが入手した米下院軍事委員会の報告書(85年作成)には、消火訓練場全般に汚染防止装置はなかったと記されている。

 

泡消火剤は地中に染み込み、排水溝に流れ出していた恐れがある。

 

国土交通省が77年に撮影した航空写真によると、訓練場は大工廻川の西、数十メートルに位置していた。

 

米空軍は70~80年代にかけて、PFOSが含まれた泡消火剤による訓練を恒常的に実施していた。

 

米国の環境専門家が米国の複数の消火訓練場跡を調査したところ、地下の深刻なPFOS汚染は、深さ数十メートル、幅数キロの広い範囲に広がっていた。

  

現在、嘉手納基地の消火訓練場跡地には、航空機整備施設が建っている。

 

本紙が米情報公開法によって入手した米空軍の豪雨時の水の流れを示した地図によると、周辺は訓練場跡から大工廻川と三つの井戸に向かって地表と地下の水が流れ込む地形になっている。

 

 

環境省が6月11日に公表したPFOS汚染調査では、大工廻川は1リットル当たり1462ナノグラムが検出され、国の指針値の50ナノグラムをはるかに超え、全国で一番高い値だった。

 

県企業局による調査では、近接する井戸でも深刻な汚染が分かっている。

 

在日米軍は、PFOS汚染の原因を示す証拠がないとして責任を否定する一方、県による嘉手納基地内への立ち入り調査を拒否している。

 

大工廻川が合流する比謝川と井戸水は、45万人の住民の飲料水の水源となっている。

 

本紙は米空軍と在日米軍に対し、消火訓練場跡の浄化作業や汚染調査の実績、大工廻川PFOS汚染の責任について質問したが、10日までに回答はなかった。

 

 

[ことば]PFOSとは

 

4千種以上あるとされる有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)の一種。

PFOA(ピーホア)とともに、泡消火剤や油圧作動油などに使われていたが、発がん性などが指摘され、国内で製造・使用が禁止された。

ピーホスの代替物質として使われるPFHxS(ピーエフへクスエス)も、肝機能などへの影響が指摘されている。

 

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/614873 

 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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