2017年1月20日8時3分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月20日19時44分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県立成人病センター(守山市)が、昨年夏、患者の膝に人工関節を装着する手術で、左膝に誤って右膝用の部品を取りつける医療ミスがあったとして、執刀した男性医師を口頭注意処分にしていたことが、19日、分かった。
同センターによると、医師は2013年12月3日午前、男性患者の左膝に人工関節を装着する手術をする際、同日午後に右膝で同様の手術を予定していた別の患者のエックス線写真を誤って見ていて、手術にかかわっていた業者が右膝用の人工関節を用意。
手術中に部品が違うことに気づいたが、取り外すと手術部位を傷めてしまうおそれがあったため、そのまま縫合したという。
センターは手術後、医療ミスがあったとして患者に謝罪した。
「臨床上は歩行などに問題ない」としつつも、精神的な苦痛を与えたとして、医師賠償責任保険から再手術費などを支払い、昨年6月に示談が成立した。
患者は現在も、誤った人工関節のまま生活しているという。
同センターは、執刀直前の患者の氏名や手術内容の確認などが適切に行われなかったことが原因とみており、「マニュアルを順守していれば防げた初歩的なミスだった。執刀医だけでなく、スタッフ全員が命を預かる立場であることを自覚し、改めて気を引き締めたい」としている。
出典
『人工関節、右膝用を左膝に 滋賀、手術ミス』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170120000021
『人工関節手術で左ひざに右用を誤装着 100万円で示談』
http://www.asahi.com/articles/ASK1N3GQBK1NPTJB006.html
1月20日13時23分に共同通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
患者は70代男性。執刀したのは50代の男性医師
直後に手術が予定されていた別の患者の右膝のエックス線写真を医師が用意し、さらに患者の名前を確認しなかったことなどが重なり、右膝用の人工関節が用意された。
手術直後に、看護師が取り違えに気付いたが、医師は「左右の違いはわずかなもので、再手術は患者に負担をかけるので様子を見たい」と、患者へ説明しなかった。
出典
『滋賀で人工関節、左右取り違える 県立成人病センター』
https://this.kiji.is/195028851361105399?c=39546741839462401
1月20日15時13分にNHK関西NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
医師は、人工関節を準備する際、別の患者のエックス線写真を見て、右ひざ用を使うと思い込んでしまったという。
出典
『手術ミス 人工関節の左右誤る』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170120/3203501.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。