2017年1月23日22時40分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月24日6時0分に西日本新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大分市は、23日、市営温水プール(大分市西浜)の天井の一部が22日朝に落下しているのが見つかった、と発表した。
午前10時の開館前で、けが人はいなかったという。
この天井は1995年の建設時に設置したもので、高さは8mあり、結露などで劣化したようだという。
補修や点検のためプールは23日から臨時休業しており、閉館が長期化する可能性もあるという。
市によると、22日午前8時半ごろ、大プール(25m)と幼児用プール(10m)の間のプールサイドに、ケイ酸カルシウム製の天井の一部(縦90cm、横180cm)が落下しているのを職員が見つけた。
前日午後11時15分ごろに警備会社が点検した時は、異常はなかったという。
22日は通常通り午前10時に開館したが、同じ素材の他の天井も落下する危険性がぬぐえないと判断し、通常は午後9時の閉館時間を午後6時半に早めたという。
同プールでは、2015年4月にも、幼児用プールの天井の一部(縦4m、横9m、重さ約200kg分)がはがれてプールサイドに落下するトラブルが発生した。
崩落部分の素材は石膏ボードと木の板を貼り合わせたものだったといい、この時は、幼児用プールの天井部分を全面的に張り替えている。
ただ、ケイ酸カルシウム板を使っている25mプール上の天井は「落下の危険性はない」として、改修しなかった。
市は現在、専門業者と補修方法を協議中で、仮に大プールの天井を全面的に張り替える場合は、休業が長期化する可能性もあるという。
市は、「利用者にご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」としている。
出典
『大分市営プール、天井一部が落下 2年前も落ちる』
http://www.asahi.com/articles/ASK1R42R2K1RTPJB00Q.html
『大分市営プール天井の一部また落下 当面休館再開時期は未定』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/oita/article/303382
(ブログ者コメント)
掲載写真を見ると、大プールと幼児用プールは同じ空間内に隣り合わせになっていて、天井は大プール側のほうが数m高くなっている。
今回落下したのは大プール側の天井の末端、幼児用プールとの境界付近だ。
2015年トラブルの対応時に原因を詰めきれていなかった可能性も考えられる。
2015年のトラブルは下記参照。
2015年4月29日掲載
[プチ昔の事例] 2015年4月11日 大分市の市営温水プールで開館前に天井の一部落下を発見、2年前の定期検査では異常は見つからず、防水シート腐食で天井に水?配管結露で木材が腐食?
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4824/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。