2018年5月16日22時47分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市阿倍野区の障害者支援施設で、入居者の女性(52)が熱湯の入った風呂に転落する事故が起きていたことが16日、分かった。
女性は全身やけどで15日夜、搬送先病院で死亡。
職員が温度確認などを怠ったとみられ、警察は業務上過失致死容疑で捜査している。
警察によると、事故があったのは障害者5人が入居するグループホーム「T」。
12日午後4時半ごろ、悲鳴に気付いた職員が浴室内で痛みを訴える女性を発見。
女性は下半身を中心に広範囲にやけどを負っており、入浴しようとしてバランスを崩し、熱湯が入った風呂に転落したとみられる。
施設を運営する社会福祉法人によると、女性職員が湯を張ったが、職員は付き添わず、女性が1人で入浴していた。
施設が確かめたところ、温度は70~80℃に設定されていたという。
施設の規則は、入浴させる前に実際に手を入れ温度を確認すると定めていたが、職員は怠っていた。
同法人は取材に、「マニュアルが適切に守られず、誠に申し訳ない」と謝罪した。
出典
『障害者施設で死亡事故=熱湯風呂に入居者転落-大阪』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051601459&g=soc
5月16日20時46分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設は2階建て住宅で入居者が暮らす形で、当時、5人が入居していた。
女性は全身の60%にやけどを負ったという。
出典
『80度近い風呂に転落、52歳死亡 大阪の障害者施設』
https://www.asahi.com/articles/ASL5J578FL5JPTIL00T.html
5月16日22時25分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
入所する知的障害者の女性(52)が入浴中にやけどを負い、15日に死亡した
全身が真っ赤になった女性は「熱い、熱い」と叫んでいたという。
司法解剖の結果、死因はやけどによるショックだった。
ホームを運営する社会福祉法人「日本ヘレンケラー財団」(同市阿倍野区)によると、ホームには知的障害者ら5人が入所。
当時は、従業員1人が入所者の世話をしていたという。
出典
『障害者施設 入所者が熱湯で死亡 80度近くか 大阪』
https://mainichi.jp/articles/20180517/k00/00m/040/116000c
5月17日9時5分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後4時30分頃、施設職員が叫び声を聞いて浴室に駆け付けたところ、一人で入浴中だった女性(52)の肌が真っ赤になっていた。
女性は救急搬送されたが、やけどは体の約6割に及び、15日夜に死亡した。
蛇口からの給湯温度は最高の85℃に設定され、浴槽の湯は80℃前後あったとみられる。
警察は、女性が浴槽につかる前にかけ湯をしたとみている。
出典
『80度浴槽でかけ湯、女性が全身やけどで死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180517-OYT1T50006.html
5月17日13時27分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設を運営する「日本ヘレンケラー財団」の西川理事長は17日、風呂の設定温度は当時85℃で、職員が入浴前の温度確認を怠ったことを明らかにした。
死亡したのは、施設で暮らしていた女性(52)。
西川理事長によると、施設の50代の職員が浴槽に湯を張る際、温度を85℃に設定した。
入所者の女性は1人で入浴し、浴槽に足を入れたが熱すぎたためバランスを崩し、湯の中に転倒したとみられる。
警察によると、女性は12日午後4時半ごろに風呂に入り、全身にやけどを負った。
病院に搬送されたが、15日に死亡した。
日本ヘレンケラー財団は、ホームページによると昭和23年、毎日新聞社の招聘で、 視覚と聴覚の重複障害をもつ“奇跡の女性”ヘレン・ケラーの来日を記念。
「ヘレンケラー精神」を啓蒙し、寄せられた基金などをもとに昭和25年5月に設立された。
出典
『職員が温度確認怠る…85度の熱湯風呂で入所者死亡、理事長が謝罪 大阪』
http://www.sankei.com/west/news/180517/wst1805170060-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。