2018年5月12日8時0分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県内で昨年に発生した自動車死亡事故で、シートベルトをしていなかった人のうち、約8割はシートベルトの着用で一命をとりとめた可能性のあったことが、県警の分析で分かった。
県内のシートベルト着用率は全国下位で低迷しており、県警は改めて、後部座席も含めたシートベルトの着用徹底を呼びかけている。
県警交通企画課によると、昨年1年間の自動車事故で乗車中に死亡した人(運転者、同乗者の合計)は21人。
約半数の11人はシートベルトを着用していなかった。
また、11人のうち約8割にあたる9人は、シートベルトを着用していれば助かった可能性があったという。
シートベルトを着用していなかった死者の大半は、衝突の衝撃で車外に投げ出されたり、フロントガラスなどに身体や頭を強く打ち付けたりするなどしており、シートベルトの着用で致命傷を防げた可能性があるという。
同課の後藤・交通事故分析官は、「シートベルトを着用しないことがいかに危ないか示している」としている。
県警や日本自動車連盟(JAF)の調査では、県内の一般道での運転席のシートベルト着用率は、平成22年に95%と全国最下位に。
その後、改善傾向にあるものの、昨年は98.2%の39位で、依然、下位にある。
また、後部座席での昨年の着用率は44.6%。
JAFによると、後部座席でシートベルト未着用のダミー人形を乗せた車で衝突実験を行った際、人形は前の座席などに衝突し、致命傷につながる激しい衝撃を記録した。
同課によると、県内でもシートベルトを着用していなかった後部座席の男性がガラスを突き破って車外に投げ出され、死亡した事例があるという。
同課は、「すべての座席でシートベルトを着用してほしい」としている。
出典
『シートベルトはやっぱり命綱 未着用の事故死者、8割は助かった可能性あり
滋賀県警』
http://www.sankei.com/west/news/180512/wst1805120013-n1.html
ちょっと古い情報だが、2018年1月12日17時0分に京都新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県内で2017年、乗車中に事故死した人のうち、シートベルトを着用していれば8割が助かっていた可能性のあることが、県警の分析で分かった。
前年は約4割で、大幅に増えた。
県内着用率は全国平均以下となっており、県警は着用の徹底を呼び掛けている。
県警によると、17年は車に乗って事故死した21人中、11人がシートベルト非着用だった。
内訳は、運転席6人、助手席3人、後部座席2人で、県警が事故状況を分析したところ、うち9人が、着用していれば胸部や腹部を強打したり車外に投げ出されたりせずに一命を取り留めた可能性があった。
16年は44.4%、15年は84.6%、14年は66.7%、13年は50%だった。
警察庁と日本自動車連盟(JAF)が実施した17年の全国調査では、滋賀は一般道でのシートベルト着用率が運転席98.2%(全国38位)、助手席94.2%(同34位)と、いずれも全国平均を下回った。
後部座席は、全国平均を上回る44.6%(同9位)だった。
県警交通企画課は、「救える命があると着用の重要性を訴え、徹底を推進していく」としている。
出典
『乗車中事故死者、ベルトで8割助命可能性 滋賀県警分析』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20180112000135/print
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。