2020年2月8日21時0分にgooニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、栃木県にある獨協医科大学病院で、76歳の男性にCT検査のための造影剤を投与したところ、急激なアレルギー反応をおこし死亡した。
病院側は医療ミスを認め、男性の家族に謝罪したという。
栃木県壬生町にある獨協医科大学病院によると、去年9月に、肝臓がんの治療中の76歳の男性にCT検査のため造影剤を投与したところ、急激なアレルギー反応「アナフィラキシーショック」をおこし、およそ1か月後に死亡した。
その後の病院の調査で、男性のカルテには去年8月に軽度の造影剤アレルギー反応があったことが記録されていたが、担当の医師は、それを確認していなかったことがわかった。
また、ほかの検査が行われたために、上司の医師が造影剤投与を伴うCT検査は不要だとして、キャンセルを指示したのにもかかわらず、うまく伝わらなかったという。
さらに、CT検査をする直前に放射線科の医師などが、8月のアレルギー反応を把握していながら、7月に別の造影剤を投与した際に副作用がなかったとして、この造影剤を投与したという。
病院側は男性の家族に謝罪し、再発防止策として、造影剤のアレルギーがある場合、カルテにアラートが出るシステムの導入などを実施したとしている。
獨協医科大学の院長は、「今後、再発防止に向けた病院全体での改善の取り組みを徹底・強化して参ります」とコメントしている。
https://news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/nation/ntv_news24-592381.html
2月8日17時58分に毎日新聞からは、手術後に胆汁漏れの症状が出たためCT検査しようとした、電子カルテに軽度のアレルギーと記載されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
病院によると、男性は2019年9月に同院で肝臓がんの手術後、胆汁が漏れる症状が出たため、担当医はCT検査の実施を依頼。
その後、上司の医師が治療方針を変更して検査が中止になったが、その情報が院内で伝わらず、同月26日に造影剤を投与して検査が実施された。
男性は直後に呼吸が停止し、約1カ月後に多臓器不全で死亡した。
病院の調査の結果、電子カルテに男性が軽度の造影剤アレルギーだと記載されていたのに、担当医が確認しないままCT検査の依頼を出していたことが判明。
上司の医師は検査の中止を看護師に口頭で指示したが、内容が伝わらず、検査の実施方針が電子カルテから削除されていなかった。
https://mainichi.jp/articles/20200208/k00/00m/040/124000c
2月8日17時48分に日本経済新聞からは、複数の患者がいてCT検査が混んでいたためCT検査はしないと方針変更されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
CT検査自体も、医師は当初の判断を変更して不要としていたが、他の医師や看護師にうまく伝わらず、誤って行われていた。
同病院によると、男性は昨年9月18日、同病院で肝細胞がんの手術を受けた。
その後、胆汁が漏れていることが分かり、同26日に腹部CT検査をした上で治療することになった。
検査は造影剤投与が必要だが、検査実施を決めた医師は、軽度の造影剤アレルギーがあるとした電子カルテの記載を確認していなかった。
複数の患者が同じ時期に検査を行い混んでいたため、医師は方針を変更し、検査をせず治療を優先させると判断。
検査中止を口頭で指示したが、看護師や他の医師は認識しておらず、造影剤を投与して検査を行った。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55436500Y0A200C2CZ8000/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。