2020年2月7日17時35分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が花の写真付きでネット配信されていた。
鹿児島県は7日、グロリオサの球根を食べたことが原因とみられる食中毒によって県内の80代の男性が死亡したと発表した。
県によると、男性は1月31日、自宅で栽培していたグロリオサの球根とみられる植物をすりおろして食べた後、吐き気や下痢などの症状を訴え、入院先の病院で2月3日、敗血症多臓器不全で死亡したという。
グロリオサはイヌサフラン科の植物。
花が美しく観賞用として市販されているが、有毒物質コルヒチンを有し、特に山芋によく似た地下部の塊茎に多く含まれるという。
男性の尿検査の結果、コルヒチンが検出されていた。
グロリオサを原因とする食中毒の例としては、統計のある2005年以降、全国で3例目という。
厚生労働省は、食用と間違えやすい有毒植物の例として、チョウセンアサガオなどとともにグロリオサを挙げ、注意を呼び掛けている。
https://www.asahi.com/articles/ASN275S66N27TLTB00G.html
2月7日17時24分にNHK鹿児島からは、自宅の家庭菜園で山芋も栽培していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
亡くなった男性は自宅の家庭菜園で山芋も栽培していたということです。
県生活衛生課は誤食に注意を促すとともに、家庭菜園などで野菜と観賞用の植物を一緒に栽培しないよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20200207/5050009278.html
(ブログ者コメント)
〇以下は、NHK映像の3コマ。
〇以下は、厚労省HPの注意喚起記事。(抜粋)
・・・・・
間違えやすい植物 ; グロリオサによる中毒は、日本ではヤマノ
イモとの誤食が多く、重篤になりやすい。
ヤマノイモを食する時期が要注意。近年の
2件の死亡例はともにすりおろして生食して
いるが 、 グロリオサの根はすりおろしても
ヤマノイモのような粘りがないので容易に
区別される。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082123.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。