2017年11月28日19時59分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市中区新栄2丁目の焼き肉店が全焼した27日夜の火災。
警察は、客が焼いたホルモンから出た火が客席の排気用ダクト内の煤に燃え移ったとみている。
脂身の多いホルモンは火がつきやすく、業界団体は「焼き方にも気をつけて」と呼びかけている。
警察の説明では、この焼き肉店で客6人がホルモンを焼いていたところ、火柱が上がった。
客は、「時間制限があり、大量にホルモンを焼いた」と話したという。
この火災で1階の店舗が全焼。2階の同店事務所と、隣接する不動産会社の一部が焼けた。
昨年1年間で、バーや料亭を除く一般飲食店であった火災は全国で1025件あり、そのうち8件は排気ダクトが火元となった(総務省消防庁まとめ)。
名古屋市消防局の担当者は、「ダクトの中に煤や肉を焼いて出た脂がついていると、火が燃え移ることがある」と話す。
同市中区新栄1丁目の「つじホルモン新栄店」では、5人前など注文が多いと、一度に焼かないように客に依頼している。
流合(はぎえ)店長は、「火が出るのは仕方ない。大きくならないよう気をつけている」と話す。
ダクトには、火が入らないように、熱を感知して閉まるふたもついているという。
全国焼肉協会(本部・東京)によると、ここ10年ほどは脂身の人気が高く、脂身を多く残した肉を提供する店が増えている。
小腸(マルチョウなど)や大腸(テッチャンなど)は脂身が多く、焼く際に注意が必要だという。
旦(だん)専務理事は、「こういった肉は脂身が少ない面を下にして焼き、脂身が多い面は最後に少し焼くとおいしく食べられますよ」と話している。
出典
『ホルモン一気に焼いて引火?店全焼 脂身多く焼き方注意』
http://digital.asahi.com/articles/ASKCX5GFBKCXOIPE02H.html?rm=360
11月28日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後9時半ごろ、名古屋市中区新栄2の焼き肉店「N」から出火した。
警察によると、客がホルモンを大量に焼いた際の炎が、油の付いたダクトに燃え移ったとみられる。
火事は約4時間後に消し止められ、木造2階建ての店舗と、棟続きの不動産会社の2階の一部を焼いた。
けが人はいなかった。
警察によると、店はテーブルに置いたこんろで肉を焼くスタイル。
客は、「ホルモンを大量に焼いたら炎が上がり、ダクトに燃え移った。食べ放題の時間内に食べきれるようにたくさん焼いた」と話している。
隣接するラーメン店から避難し、火災を目撃した岐阜市の沢田さん(31)は、「サラリーマンのような人がたくさん座っているテーブルの火が、上に真っすぐ伸びて燃えていた。なかなか消火できず、徐々に火が大きくなった」と話した。
出典
『火災 ホルモン焼き過ぎ、店焼ける けが人なし 名古屋』
https://mainichi.jp/articles/20171128/dde/041/040/055000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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