2017年4月16日22時22分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月16日19時31分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後3時50分ごろ、兵庫県神河町川上の砥峰高原で行われていた恒例の「山焼き」行事で、地元の男性(62)がガスバーナーを使ってススキに火をつける作業中、周囲を炎に囲まれて火が体に引火し、全身をやけどする重傷を負った。
男性の衣服の火などを消そうとした別の男性(43)も手をやけどし、軽傷。
警察や消防によると、重傷を負った男性は、川上地区の住民ら約100人とともに、山焼き行事にスタッフとして参加。
ガスバーナーを使って点火していた際、誤って炎に囲まれ、逃げられなくなったという。
近くで作業に当たっていた男性が気付き、通報したという。
同署は山焼きの計画内容を確認するなどし、負傷した原因を調べている。
同高原は標高約900mにあり、約90ヘクタールにわたってススキが群生する西日本有数の自生地。
村上春樹さん原作の映画「ノルウェイの森」のロケ地としても知られる。
15日から順延された山焼き行事は、この日午後2時から始まり、観光客ら約1300人が様子を見守っていた。
山焼きは、地元住民らが約100年前から春先に続けてきた伝統行事。
住民らによると、火が人に燃え移り負傷する事故は初めてという。
出典
『伝統の山焼き、人に燃え移り重傷 兵庫・砥峰高原』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201704/0010101704.shtml
『映画「ノルウェイの森」ロケ地・砥峰高原の「山焼き」で引火、男性が全身やけどの重傷 兵庫・神河町』
http://www.sankei.com/west/news/170416/wst1704160045-n1.html
(ブログ者コメント)
山焼き時に炎にまかれる事故は、今年2月に秋吉台と下関市で、また3月にも熊本県で2件起きている。(本ブログ掲載スミ)
(2020年3月4日 修正1 ;追記)
2020年3月4日6時10分に神戸新聞から、やけど男性は死亡していた、12年前にも同じような事故が起きていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
西日本有数のススキの自生地で知られる砥峰高原(兵庫県神河町川上)で2017年、伝統行事の山焼き中に点火担当の男性がやけどを負い、約2カ月後に亡くなった事故で、福崎署は3日、主催者にあたる同町の男性区長(63)を業務上過失致死容疑で神戸地検姫路支部へ書類送検した。
同署への取材で分かった。
事故は17年4月16日に発生。
ガスバーナーを使って点火作業中だった同町の男性=当時(62)=が炎に囲まれ、全身をやけどした。
男性は同年6月に多臓器不全で死亡した。
捜査関係者によると、区長は作業の総責任者でありながら、点火手順や危険回避の具体的な指示などを怠った疑いがある。
12年にも別の男性が点火中に両手をやけどする事故が起きていたが、その後、体制や装備の見直しなど、必要な防火対策が講じられていなかった点も重く見た。
山焼きはススキの発芽促進などを目的に毎年開催。
この年は大勢の観光客が見守る中、川上区の住民や消防団員ら約100人体制で行った。
事故を受けて翌年の山焼きは中止。
町や川上区で実行委員会を立ち上げ、点火手順や防火服の着用義務を明文化したマニュアルを策定した。
昨春に地元関係者だけで再開し、今年も3月下旬に非公開での実施が予定されている。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202003/0013164414.shtml
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。