2017年4月15日10時32分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2020年夏に開かれる東京五輪・パラリンピックに備え、大阪工業大などの研究グループが、気象データに個人の体格や運動量などを組み合わせて熱中症の危険度を測定する暑さへの「ストレス度」を算出する方法を考案した。
観客やボランティアスタッフ一人一人の生体情報に合わせたオーダーメードの暑さ対策に役立つ可能性がある。
環境省は、現在、気温や湿度などの気象データから算出した暑さ指数(WBGT)を公表している。
ただ、熱中症の発症には体格や活動時間といった要素が大きな影響を及ぼすため、実際の危険度には個人差がある。
そこで、生体情報を反映した精度の高い指標を作ろうと、大阪工大の高山成准教授(気象環境学)らが、人体への熱の出入りを数値化する計算式を作ることに取り組んだ。
周囲の「気温」「湿度」「風速」に、個人の「身長」「体重」「活動時間」などを加味して暑さの負荷の計算式を考案し、その数値を「暑熱ストレス度」と名付けた。
次に、学生に夏場の屋外で給水なしで
(1)歩く
(2)自転車で移動
(3)縄跳び
(4)ダンス
と種類の違う活動を約20分間ずつしてもらい、発汗量を調べた。
すると、活動の種類にかかわらず、暑熱ストレス度が高くなるほど汗の量も増加した。
発汗量は熱による負荷を示していると考えられ、計算式が熱中症の危険性を的確に示すことができると結論づけた。
高山准教授は、「暑熱ストレス度は、個人が受ける暑さの負荷を的確に表すことができる。身につけて、リアルタイムで一人一人の熱中症の危険度を測定できるウエアラブル機器の開発につなげたい」としている。
出典
『暑熱ストレス度 熱中症の危険度を測定 大阪工大など開発』
http://mainichi.jp/articles/20170415/k00/00e/040/217000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
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