2018年3月28日付で毎日新聞島根版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大田市三瓶町の三瓶山西の原で27日、春の訪れを告げる「火入れ」があった。
作業を監視中の大田市消防本部の車両1台に炎が燃え移り、県の防災ヘリが出動して消火に当たるトラブルが起きた。
市消防本部は、「初のケース。強風の影響だと思う」と説明した。
車両が全焼。けが人はなかった。
この日は、市が募集したボランティアや市職員、火入れ実行委のメンバーら計130人が参加。
午前10時から草原に次々と火を放つと、真っ赤な炎が燃え広がった。
正午過ぎに発生した車両火災のため中断した。
焼け跡から新芽が吹いて、5月初旬には緑の草原が輝く。
4月22日に三瓶山の山開きが予定されている。
出典
『三瓶山火入れで けが人なし 消防車両が全焼 /島根』
https://mainichi.jp/articles/20180328/ddl/k32/040/359000c
3月28日7時55分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国立公園三瓶山に本格的な春の到来を告げる「火入れ」が27日午前10時ごろから、島根県大田市の三瓶山・西の原で行われたが、火入れ対象外の牧草地にも燃え広がり、同市大田消防署の車両1台を全焼した。
現場周辺には、スタッフや見物客、消防・警察など約300人がいたが、けが人はなかった。
市などでつくる実行委は、予定していた午後からの火入れを中止した。
火入れは、草原環境の維持・保全や観光振興などを目的に、約30年前から実施。
西の原にある市有地の草原33万m2を野焼きする予定で、この日午前10時ごろに点火した。
実行委では、火入れ区域の周辺の草を刈って防火帯を設けたり、点火しては消防隊員やボランティアらが消火に当たったりと、対象区域外への延焼防止に努めながら野焼きを進めた。
しかし、正午すぎに火が対象区域外の牧草地(市有地)に移り、約1時間後に消し止められたが、延べ7000m2を延焼した。
けが人はなかったが、火入れのために出動していた同消防署の林野火災資材輸送車1台を焼いた。
この火災を受け、実行委は、午後から焼く予定だった残りの7800m2分の野焼きを中止した。
同署や実行委は、風向きの変化や突風の発生に対応できなかったためとみて、詳しく調べている。
市観光振興課の下垣課長は、「今後はこのようなことがないよう、気象の変化への対応や安全の確保に努めたい」と話している。
出典
『島根・三瓶山の春の風物詩「火入れ」で火災 野焼き対象区域外の牧草地7千平方メートル焼く』
http://www.sankei.com/west/news/180328/wst1803280013-n1.html
※三瓶山火入れ時の安全対策について、島根県HPには、山陰中央新報から引用する形で、以下のような記事が掲載されていた。
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「火入れ」作業には、細心の注意が払われます。
必要以上に火が広がらないよう、しっかりとした防火体制が必要です。
消火班は、ジェットシューターと呼ばれる水の入ったリュックを背負って火を監視します。
・・・・・
出典
『春の風物詩「三瓶山の火入れ」』
http://www.pref.shimane.lg.jp/infra/nature/shizen/shimane/dekakeyou/sannbenohiire.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。