2019年2月4日17時31分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3年前、鹿児島市の公立中学校で校舎の雨どいが落下して生徒が足の骨を折る大けがをしていたことがわかった。
これを受けて、市教育委員会が市立の小中高校を調査したところ、別の12校でも雨どいの留め金の不具合などが見つかり、改修を進めたという。
鹿児島市教委によると、3年前の平成28年10月に東谷山中学校の校舎にあった雨どいが損壊し、これにあたった男子生徒が右足を骨折した。
雨どいは直径10cm余りの筒状で、校舎の1階から4階まで専用の留め金で垂直に取り付けられていた。
校舎の外にいた生徒たちが雨どいを触ったところ、1階と2階の部分が外壁から外れて、この弾みで2階部分が落下し、けがをした男子生徒にあたったという。
落下した部分は重さが14kgあった。
その後の調査で、1、2階部分に6か所あった留め金のうち、4か所が十分に固定されていなかったことがわかったという。
この事故を受けて、市教育委員会が市立の小中高校を調査した結果、別の12校でも雨どいの留め金の不具合やサビが見つかり、おととし3月までに修繕した。
市教委では3年に1度、主に目視で雨どいを含めた建物の点検を行っていて、東谷山中学校では事故の2年前に点検したが、雨どいの異常は報告されていなかった。
現在は、点検の際に実際に雨どいを触り強度を確かめるよう、対応を変更したとしている。
学校で発生した事故については、文科省が都道府県を通して報告するよう求めているが、この事故を国や県教委などに報告していなかった。
これに関して県教委は、事実を把握していなかったとして、市教委から詳しい内容を聞き取る方針だ。
その上で、鹿児島市以外でも同じような事故が起きないよう、注意を促したいとしている。
出典
『3年前校舎の雨どい落下生徒けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20190204/5050005588.html
(ブログ者コメント)
以下は映像の1コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。