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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021116日付で毎日新聞大阪版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大阪市城東区の認可保育園「Y第2保育園」で2020年2月、昼食中に男児(当時1歳2カ月)が食べ物を喉に詰まらせて死亡した事故を巡り、有識者でつくる市の検証部会は14日、誤嚥(ごえん)防止の配慮が不十分だったとする報告書をまとめた。

 

報告書によると、男児は20年2月12日午前11時半ごろ、保育士が給食のりんごとハンバーグを与えた際に泣いて体をのけぞらせ、食べ物を喉に詰まらせた。

 

保育士が背中をたたくなどしたが反応がなくなり、搬送先の病院で死亡した。

 

報告書は「児童一人一人のペースよりも、時間内に全て食べきることが優先されていた」と指摘。

 

同園では時間内に給食を食べるのが慣例で、保育士は男児が苦手なリンゴを飲み込みやすいようにハンバーグも一緒に口に入れたという。

 

さらに、リンゴはくし切りの状態で提供され、保育士が「スプーンなどで小さく割った」としている。

 

男児は離乳食から普通食に移行する途中で、「リンゴはこれまでも誤嚥事故が起きており、提供方法を配慮すべきだった」とした。

 

園の安全管理マニュアルはあったが、誤嚥事故の対策や事故時の対応は記載されていなかった。

 

部会長の寺見陽子・神戸松蔭女子学院大教授は会合後、「さまざまな要因が絡んでいるが、子どもの食経験に応じた食事の取り方を考える必要があった」と語った。

 

保育園を運営する法人の担当者は、事故後に給食の提供方法やマニュアルなどを見直したとし、「部会の提言を受けて、今度も真摯(しんし)に改善に努めたい」と話した。

 

松井一郎市長は記者団に対し、「油断と慣れが原因で、防ごうと思えば防げた事故だった。こういう事故が起こるという意識を日々持って、保育の現場を運営してもらいたい」と呼びかけた。

 

https://mainichi.jp/articles/20210116/ddl/k27/040/260000c

 

 

1142226分にYAHOOニュース(ABCニュース)からは、苦手なリンゴを飲みこまないうちに別の食べ物を口の中に入れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大阪市城東区の保育園で去年2月、1歳の男の子が食事中に死亡した事故をめぐり、専門家による検証部会は事故原因について報告書にまとめ、大阪市に提出しました。

 

去年2月、城東区の保育園で1歳2ヵ月の男の子が給食中にのどに食べ物をつまらせたとみられ、搬送先の病院で死亡しました。

死因は窒息死でした。

 

この事故をめぐり、専門家による検証部会は14日、「口の中に食べ物が入ったまま男の子が泣いたり身体を仰け反らしたりしたことが事故の直接的な要因となった」とする検証結果をまとめ、大阪市に提出しました。

 

また「男の子が苦手なりんごを飲みこまない内に、りんごを食べてもらおうと思って次の食べ物を口の中にいれた」、「事故当時、お茶が用意されていなかった」など、保育園側の対応も事故が起きる要因となったと指摘しました。

 

事故当時、男の子を含めて0歳児と1歳児の9人が同じ部屋で、刻まれたリンゴやパン、トウモロコシ、ハンバーグなどを食べていて、職員3人が対応していました。

 

保育園では職員の中で「給食を時間内に全て食べきる」という暗黙のルールがあったといい、検証部会の部会長を務めた大学教授の寺見陽子さんは、「乳児の発達に応じて食事を与えるよう保育園側が配慮する必要がある」と再発防止策について話しました。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/b65025b3ad44975a1c2c6d1e1c0420863a8faeac

 

 

1161021分に朝日新聞からは、時間内に残さず食べさせるという暗黙のルールがあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大阪市城東区の認可保育園で12カ月の男児が給食をのどに詰まらせて死亡した事故について、市の有識者会議は14日、検証報告書を取りまとめた。

 

給食を時間内に残さず食べさせるという「暗黙のルール」があったことが事故につながったと結論づけ、再発防止に向けて「子ども一人ひとりの発達に応じた適切な食事援助」を行うよう求めた。

 

事故は昨年212日、昼の給食時に起きた。

 

報告書によると、男児がリンゴを食べるのを嫌がっていたため、保育士が何とか食べさせようと、リンゴとハンバーグを一緒に口に入れたところ、男児が泣き始めて体をのけぞらせたため、食べ物がのどに詰まったという。

 

また、「長年にわたり、好き嫌いをせず、時間内に全量食べきることが定着し、(子ども)一人一人のペース等への配慮よりも優先されていた」ことが事故の背景にあったと判断。

 

男児の食事を援助していた保育士についても、「飲み込む前に次の食べ物を詰め込んだ状況があったと推察される」とした。

 

報告書では再発防止策として、子どもの発達に応じた保育のほか、マニュアルの作成・見直しや定期的な訓練実施などによる職員の危機管理意識の向上などを挙げた。

 

https://www.asahi.com/articles/ASP1H73B0P1HPTIL00Z.html 

 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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