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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2023321742分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ことし1月、大阪市内の中学校で、授業中に教員がスプレー缶を不手際で破裂させ、天井が破損する事故がありました。

複数の生徒に缶に入っていたニスがかかりましたが、けが人はいませんでした。

大阪市教育委員会によりますと、ことし1月、市内の中学校で、1年生の美術の授業中に50代の男性教員が中身が出にくくなっていたニスの入ったスプレー缶をやかんのお湯に入れて温めたところ、底が抜けて破裂しました。

破裂したスプレー缶は教室の天井まで飛び、天井の石こうボードが破損しました。

この際、缶に入っていたニスが天井からたれ落ち、9人の生徒の髪や制服にニスがかかりました。

また、3人の生徒が気分が悪いと訴えて保健室で休むなどしましたが、授業を受けていたあわせて37人の生徒にけがはなかったということです。

その日のうちに中学校から報告を受けた大阪市教育委員会は事故について公表していませんでしたが、外部からの指摘を受けて3月2日になって公表しました。

大阪市教育委員会は「生徒の健康被害がさほどなかったため公表しなかったが、重大な結果につながりかねない事故だったと考え直し、公表した。再発防止に努めるとともに、今後は説明責任を適切に果たしたい」としています。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230302/2000071508.html

 

32日付で大阪市のHPには、下記趣旨の報道発表資料が掲載されていた。

大阪市立中学校において、令和5131日(火曜日)の美術科の授業中、美術科教員がニスのスプレー缶を不適切に取り扱ったことから、スプレー缶が破裂し、天井の石膏(せっこう)ボードを破損するとともに、複数の生徒の制服や髪にニス等が付着する事故がありました。

このような事案を発生させたことにつきまして、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを心からお詫びするとともに、市民の皆様の信頼を損なうこととなりましたことを深く反省し、再発防止に努めてまいります。

 

1  概要と事実経過

令和5131日(火曜日)の美術科の授業において、作品にニスを塗布していた際、スプレー缶のニスが出づらかったため、当該教員がストーブにかけたやかんの湯でスプレー缶を温めていたところ、スプレー缶の底が抜けて破裂し缶が天井まで飛び、天井の石膏ボードを破損しました。

また、授業を受けていた37名の生徒のうち5名の生徒の制服と4名の生徒の髪に、天井からニス等が垂れ落ち付着しました。

直ちに、ニス等が付着した9名の生徒の制服や髪をすぐに洗うとともに、ニスの臭いが苦手だと訴えた生徒1名をすぐに廊下に避難させ、昼休み以降に気分が悪いと訴えた生徒2名を保健室で休ませました。

その後の授業については平常どおり実施し、天井の石膏ボードは管理作業員が予備の石膏ボードに貼り替えて補修しました。

当日の放課後、校長及び当該教員が、12名の生徒の保護者に電話により、本事案について説明するとともに謝罪をしました。

令和5216日(木曜日)には、校長より当該校PTA実行委員会にて本事案について報告し、31日(水曜日)に校長より全校生徒保護者あてに本事案にかかる説明と謝罪の手紙を配付しました。

 

2  公表に至った経緯

本事案については、令和5131日(火曜日)に校長から大阪市教育委員会事務局指導部初等・中学校教育担当あてに報告があり、総務部総務課へ本事案の情報共有を行っておりましたが、生徒の健康被害が大きくなかったこと、当該生徒保護者へは学校より説明がされたこと、学校施設の破損が軽微であったことなどの結果だけに着目していました。

本来であれば、本事案は生徒の安全にかかわる重大な事案であることから、教育長以下、教育委員会事務局内で速やかに情報を共有し対応をすべきところを、事案の重大性への認識が不足していたことから、当該二課のみで共有し、公表すべき事案ではないと判断していました。

令和5228日(火曜日)に、ある方から総務部総務課に本事案について連絡があり、教育委員会事務局内で本事案について共有を行った結果、教員による不適切な対応により引き起こされた、重大な結果につながりかねない事故であったと教育委員会事務局として判断し、公表することといたしました。

3  発生原因

当該教員がスプレー缶の取扱いへの認識が不足しており、不適切な取扱いをしたことが原因です。

4 再発防止策

当該校においては、当該教員に対して安全配慮の徹底について厳しく指導するとともに、令和521日(水曜日)の朝礼にて、校長より全教職員に向けて安全配慮の徹底を指示しました。

教育委員会といたしましては、各学校へ本事案を周知し、スプレー缶を使用する際は、使用上の注意を守り、今後同様の事故が発生することのないよう、再発防止に努めてまいります。

また、報道発表においては、今後はすみやかに組織内で情報を共有し、組織として判断することで、適切な説明責任を果たしてまいります。

https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000594110.html 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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