2015年8月20日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県西伊豆町の川岸に設置された電気柵で7月、7人が感電し2人が死亡した事故を受け、農林水産省は19日、全国の電気柵に関する調査結果を発表した。
電気柵は少なくとも約10万カ所あり、このうち7%に当たる約7000カ所で安全対策が適切に講じられていなかった。
農水省は、継続的に安全対策を周知するよう、都道府県に文書で要請した。
電気柵は、田畑への野生動物の侵入を防ぐためなどに設置されている。
都道府県や独立行政法人などから報告があった電気柵は9万9696カ所。
経済産業省は省令で感電防止策を定めており、7090カ所で何らかの違反が見つかった。複数の違反が見つかったケースもあった。
違反の内訳は、
・危険を知らせる表示の不備6713件
・漏電遮断装置が設置されていなかったり、規定以上の電流が流れていたりする606件
・スイッチに関する不備49件
・家庭用電源(100ボルト)を柵に直接つなぐなど電源装置の不適切22件。
農水省は今後、電気柵の安全な使用を呼びかけるポスターを作製し、全国の全市町村などに発送する。
出典URL
http://mainichi.jp/shimen/news/20150820ddm012040114000c.html
8月20日0時34分に共同通信からも、下記趣旨の関連記事がネット配信されていた。
静岡県で7月に獣害防止用の電気柵により2人が感電死した事故を受け、経済産業省など関係省庁の対策会議が19日開かれた。
農林水産省が都道府県を通じて全国の農牧地など10万カ所近くの電気柵を点検し、7・1%に当たる7090カ所で危険性を知らせる看板がないといった不備が見つかったと報告された。
会議では、都道府県や関係団体に安全策の周知徹底を求めることを確認。
指導を受けても対策を施さない業者などには、経産省が電気柵の使用停止を命じるといった措置を取るとした。
農牧地などの安全点検は7月下旬~8月中旬に実施し、危険性の表示なしが6713件あった。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201508/CN2015081901002008.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。