2015年8月20日12時44分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
電気工事中の労災事故をなくそうと、作業員が実際にあった事故を疑似体験してその危険性を感じてもらう研修会が小松市で開かれた。
小松市栄町で行われた研修会は北陸電力が開いたもので、一般家庭や電柱などで電気工事を担当する作業員約30人が参加した。
研修会では、安全確保のために下にクッションを置いた上で、参加者たちは高所での作業中に誤って落ちて宙づりになったり、体をつなぐワイヤーが切れて真下に落ちたりなど、過去に起きた事故を体験した。
また、電気メーターでの作業中に電線がショートするという想定の体験では、参加者たちはショートによる突然の発火に驚いた様子で、身を守るヘルメットやグローブなどの大切さを改めて実感していた。
参加した男性は、「体験して怖い思いをしたので、こういう思いをしないようふだんの作業でも気をつけていきたい」と話していた。
北陸電力小松支社の宮内配電部長は、「夏場は特に注意力が散漫になり事故が起きやすいので、改めて注意を促したい」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024077451.html?t=1440104514823
(ブログ者コメント)
映像では以下の3つの疑似体験を紹介していた。
①安全ベルトを使って鉄骨に体を斜めに預け、その状態でロープを急に離して、体験者がマット上にあおむけに倒れる。
②ヘルメットの周りを板でカバーした人の上に、3mほどの高さから重りを落とす。
③周囲を暗くした状態で電気スイッチ?のそばに棒を近づけ、実際にショートさせる。
(2016年8月27日 修正1 ;追記)
2016年8月26日21時10分にNHK金沢から、今年も同じ訓練が行われたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
配電工事に携わる作業員が作業中に起きやすい宙づりや落下などの事故を疑似体験し、安全対策の大切さを学ぶ研修会が、小松市で開かれた。
研修会は北陸電力小松支社が開き、ふだん、配電工事などを手がけている約20人の作業員が参加した。
このうち、宙づり事故の体験では、命綱だけで体を支えた時にどれだけの負荷がかかるを感じていた。
また、電気メーターがショートする事故では、作業員の目の前で実際に火花が発生し、その威力の大きさに驚いた様子だった。
このほか、ヘルメットの上にボルトが落ちてきた時の衝撃なども体験し、安全装備を身につける大切さを学んでいた。
事故を疑似体験した北陸電力の職員は、「墜落や感電の怖さを身をもって感じた。安全装備を必ず身につけて作業に当たりたい」と話していた。
北陸電力小松支社配電課の菅原副課長は、「作業員ひとりひとりが危険性を理解し、安全への意識をより強くして作業に取り組んでもらえると思う」と話していた。
出典
『配電工事事故の疑似体験で研修』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024925411.html?t=1472247525902
(ブログ者コメント)
映像をみる限り、ほぼ昨年と同様な内容。
毎年、行われている研修なのかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。