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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2015820日付で読売新聞秋田版から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

寒冷地での雪解け水による凍結、破損を防止する新しいタイプの排水管を、秋田市のリフォーム工事会社「ヨシダアニー」と秋田大学が開発し、19日、県庁で発表した。

管の内側に突起を付けることで排水の流れを速くし、凍結を抑えるという。

吉田社長は、「電気も使わないので維持費もかからない。県外や海外にも売り出していきたい」とアピールしている。


寒冷地では通常、暖房で解けた雪解け水が屋根から排水管を伝って流れるが、気温が低いと、流れる間に凍って管を塞いだり、漏水を起こしたりすることが多いという。

対策として、ひも状のヒーターを管に通して温める方法があるが、電気代がかかるうえ、破損するケースも少なくなく、同社には毎年、20~30件の修理依頼が来ているという。


吉田社長は、同大の小松喜美准教授(伝熱工学)と2011年に開発に着手。

研究の結果、排水管を流れる雪解け水の速度が遅いのが原因で、途中で凍結することが分かった。

 

その対策として、管の断面を見ると星の形に見えるよう内側に突起を付け、水が速く流れるようにした。

13年に完成させ、その後、北海道や岩手県、鹿角市などの寒冷地で実験。

氷点下20℃の寒さでも、排水管が凍結しないことを確認したという。


新しい排水管は、9月に発売する予定。

価格は市販のステンレス製排水管の約2倍の設定だが、電気を使わず維持費がかからないため、「長期的には割安になる」(吉田社長)という。


既存の排水管との交換工事が必要になるため、住宅や商業施設の新規着工や大規模改修に合わせてPRしていくという。

吉田社長は、「省エネ効果も高く、温暖化も防げることをPRし、3年後には年間100棟での導入を目指したい」と話している。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/local/akita/news/20150819-OYTNT50231.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

2012121410分に日本経済新聞から、開発に成功したので商品化を目指すという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

秋田大学大学院工学資源学研究科の小松喜美講師と防水工事業のヨシダアニー(秋田市)は、電気などのエネルギーを使わず冬でも凍結しない排水管を共同で開発した。

今後、実証実験を重ね2~3年後の商品化を目指す。


排水管の内側に、水の流れを制御できるように特殊加工した管を入れて二重構造にした。

氷点下15℃の室内で7時間排水実験したところ、通常の排水管は完全に凍結したが、開発した排水管は凍結しなかったという。

今後は、氷点下25℃の室内実験や屋外での実証実験で改良を重ね、商品化する。


寒冷地のビルなどに使う排水管は、ひも状のヒーターを内蔵し電気を使って凍結を防ぐのが一般的。

小松講師の試算によると、ヒーター内蔵の排水管を5階建ての建物1棟に使用した場合、1カ月あたりの二酸化炭素(CO2)排出量は480kg相当になるという。


今回開発した排水管は電気や熱などのエネルギーが不要のため、ランニングコストがかからないほか「CO2の排出削減効果もある」(小松講師)という

 

出典URL

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFB13078_T11C12A2L01000/

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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