2015年8月19日19時15分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月19日19時0分にテレビ大分から、8月20日付で毎日新聞大分版と朝日新聞大分全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
佐伯市で電柱に登って作業していた九州電力の関連会社の社員が死亡し、警察は感電死とみて、詳しい状況や原因を調べている。
19日午前9時15分すぎ、佐伯市蒲江の空き地で電柱に登って作業を行っていた男性がぐったりしているのを、同僚らが見つけた。
連絡を受けた消防が男性を救助し病院に搬送したが、死亡が確認された。
警察の調べによると、亡くなったのは九電工社員の男性(22歳)。
男性は、電柱の交換工事のため、命綱をつけた上で今の電柱の横に立てた新しい電柱に登り、電線を固定するための金具を取り付ける作業を1人で行っていた。
発見されたときは、およそ7mの高さで腰のベルトを電柱につないだまま、意識を失っていたという。
男性の左の肩には電気が通ったとみられるあざが残っていたため、警察では死因は感電死とみて、詳しい状況や原因を調べている。
感電防止のため、周辺の電線は黄色い絶縁カバーで覆われていたが、何らかの原因で左肩が家庭用低圧線(100~200Ⅴ)の絶縁されていない部分に接触したとみられている。
工事を委託した九州電力大分支社によると、男性は入社5年目で、作業には習熟していたという。
九州電力大分支社は、「事故を引き起こしたことは誠に遺憾です。再発防止策を講じてこのような事故が発生しないように努めて参ります」と話している。
九電工は20日、県内のすべての工事を原則中止して、安全点検を行う。
九電管内で過去5年間に起きた感電事故は2件。
2010年に長崎県で作業員が死亡したほか、今年2月には宮崎県で作業員が重傷を負っている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5074252021.html?t=1440018289684
https://www.tostv.jp/news/index.php?nno=17486
http://mainichi.jp/area/oita/news/20150820ddlk44040284000c.html
(ブログ者コメント)
今年2月の事例は下記参照。
2015年3月3日掲載
2015年2月23日 宮崎市で高所作業車に乗って電柱の点検作業中、誤って6000ボルトの高圧線に触れて手などにやけど
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4660/
(2015年9月15日 修正1 ;追記)
2015年8月20日付の大分合同新聞紙面に、補足的内容の記事が下記趣旨で掲載されていた。
近くにいた同僚男性と警備員男性がうめき声を聞き、事故に気付いた。
男性は、安全帯を取り付けた電柱にぶら下がった状態になっていた。
左肩に感電したとみられるあざがあった。
同僚は、電柱に上って心臓マッサージをしたという。
九電によると、男性を救出するために高圧線の区間停電をしたため、近くの民家など約150戸が約50分間、停電した。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。