2015年8月19日付で読売新聞北海道版から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
札幌市が使用済みのスプレー缶やカセットコンロ用ガスボンベをごみとして収集する際に、今後は穴開けをしていない状態で回収する方針であることが分かった。
穴開けが原因と見られる火事が多発しているためで、10月から清田区の一部で試行し、市内全域に拡大するとしている。
市消防局によると、穴開けが原因と見られる火災は2005年以降に30件発生し、今年5月の火災で犠牲になった2人を含め、3人が死亡。火災にならなかったものを含め25人が負傷した。
多くは穴開けを室内で行い、近くの暖房器具などに引火したという。
市では現在、ごみ収集車の火災を予防するために、市民が穴開けしたものを燃えないごみとして回収している。
ただ、穴を開けていない缶が紛れ込み、収集車の火災も年間50件ほどある。
市環境事業部は、「一般家庭と収集車の火災を予防するためには、穴開けをしていないものを分けて回収する必要がある」としている。
同部によると、全国の政令指定都市で穴開けが不要なのは10市という。
道内では、旭川市も穴開けを推奨しない方法に改める方向で検討しており、市環境部は、「カセットコンロの使用が増える冬に入るまでには改めたい」としている。
函館市と苫小牧市は以前から、穴を開けずに出すルールだ。
一方、岩見沢市は、「機械の導入か、作業員の増員が必要で、費用がかかる」(廃棄物対策課)として、当面は穴を開けて出す現状を維持する考え。
釧路市は、原則として市民がスプレー缶に穴を開けて出す決まりとなっている。
小樽市は、穴開け作業に伴う火災の多発を受けて、8月1日から家庭ごみに限り、自力で出来ないお年寄りや不安を感じる人については、消防署施設に持ち込んでもらい、消防で穴開けを代行することとした。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20150819-OYTNT50015.html
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