2015年8月23日付で毎日新聞中部版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月22日19時42分に朝日新聞から、8月22日19時14分にNHK静岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前11時ごろ、陸上自衛隊東富士演習場(静岡県御殿場市など3市町)で、戦車が訓練のため発射した砲弾の部品の破片が見学していた40代男性2人の足に当たり、それぞれ左太ももと右膝に軽傷を負った。
陸自富士学校によると、この訓練は23日に同演習場で行われる陸自最大規模の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」の予行演習で、90式戦車と10式戦車の計14両が参加、一般の招待客ら約2万人が見学していた。
けがをした2人は、戦車の後方にある観客用シート席の前から2列目に座っていた。
現場で救急処置を受け、そのまま見学を続け、帰宅したという。
破片は、戦車が発射した120ミリ砲の「離脱装弾筒」の一部。
金属製で砲弾の周りを覆い、発射後に通常は演習弾と分離して前方約200mに落下するが、後ろに飛んだとみられる。
同校によると、23日の公開演習は、公募した観客ら約3万人が見学する予定。
今回の事故を受け、23日は原因となった120ミリ砲の射撃を中止するなど、演習構成を一部変更して実施する。
同校は、「心からおわび申し上げ、速やかに原因を調査する」とコメントした。
出典URL
http://mainichi.jp/area/news/20150823ddq041040012000c.html
http://www.asahi.com/articles/ASH8Q4R85H8QUTPB009.html
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034332481.html?t=1440275074988
8月23日15時16分にNHK静岡からは、下記趣旨の続報がネット配信されていた。
東富士演習場で一般公開された「富士総合火力演習」は、戦車から出た部品があたって2人の見学者がけがをした前日の事故を受け、演習内容が一部変更された。
富士総合火力演習は、毎年8月に陸上自衛隊が実弾を使って東富士演習場で行っているが、22日は10式という最新鋭の戦車が砲弾を発射した際、戦車の外に排出された砲弾を覆う金属製の部品が見学席にいた40代の男性2人に当たり、2人は足に軽いけがをしていた。
これを受けて23日の演習では中谷元防衛大臣が、「日頃の訓練の成果を公開する際に事故が発生したのは遺憾だ。原因究明と安全確保に万全を期し、再発防止につとめる」と述べ、陳謝した。
そのうえで、陸上自衛隊は23日の公開演習について、10式戦車の実弾発射をやめ空包に切り替えたほか、それ以外の戦車でも前日と異なる種類の弾を使うなど、安全のために内容を一部変更したという。
陸自によると、「富士総合火力演習」は、きょうだけで2万5000人あまりの見学客が訪れ、約3億5000万円分の弾薬を消費したという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033672721.html?t=1440360673365
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。