2015年8月22日13時0分に産経新聞から、「呪われた? 超人気お化け屋敷でお化けが殴られる事件連発の怪」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌の繁華街、すすきので期間限定で開催されているお化け屋敷「ゆびきりの家」。
連日の行列で超人気だが、先月3日からこれまでに、お化け役を殴ったとして客が暴行や傷害容疑で現行犯逮捕される事件が2件起きている。
2つの事件後も営業を続けているが、主催者は警告看板も用意し、「キャストへの暴力行為は、故意・過失を問わず、責任を負っていただきます」と厳しい言葉で注意を呼びかけている。
何が入場客をそこまでさせるのか-。
最初の事件は7月12日に発生。札幌市内の団体職員(22)が逮捕された。
2度目は8月10日で、京都府京田辺市の大学生(19)が逮捕されている。
お盆の期間はさらに人気が高まり、オープン前から会場を取り囲むように長い行列ができ、常に1時間待ちとなっている。
すでに入場者は2万人を超えている。
「ゆびきりの家」の入り口は昭和の民家をイメージして作られ、何かが取り憑いていそうで期待感も高まる。
玄関を一歩入り、しばらくその闇の暗さに目を慣れさせて、先の廊下に進む。すると…。
このお化け屋敷は「新感覚のお化け屋敷」として、人気のお化け屋敷プロデューサー、五味弘文さんがプロデュースした。
物語がきちんと設定され、入場客にミッションが課せられるのが売り物だ。
事前に、物語のあらすじを読み、その物語を理解し、ミッションである「ゆびきり(げんまん)」を誰がするのかを決めたうえで入場する。
入場前から恐怖にかられる。
逮捕された2人は、どのような状況でお化け役に殴りかかったのか。
北海道警などによると、2件ともお化け屋敷の同じ場所で、ほぼ同じ終了間際の時刻に起こり、男2人女2人の4人組だった。
また、どちらの事件も、逮捕された人物は一緒にいた友達に、それまでの行動を注意されていたところも共通している。
殴った場所は、台所の設定。その下の方からお化けがテーブル越しに出て脅かすシーンだ。
音とその姿に、普通は驚いて後ろに下がるが、2人とも意図的に前に出て殴ったようだ。
びっくりして殴ったのかと思ったが、そうならないように作られている。
主催するHBC(北海道放送)事業部長の山田さん(49)は、最初の事件のとき、一部始終を目撃していた。
「どちらも入った最初から人形に触ったりして、係員から注意されていたようだ」と話す。
実際に、事件のあった現場を見ても、狭い場所で、さらにお化け役の人とも距離があり、意識して前に進まないと殴ることはできない距離だ。
「再発の防止もあり、お化け役を前に出させないように努めてきた。どういう気持ちで殴ったのか分からないが、アルバイトでも彼らはプライドを持ってやっているので、その気持ちを考えると、悔しい。酔っていたかどうかは分からないが、どちらも、罪の大きさが分かっていない。人を殴ることがどんなに大変なことか」と、山田さんは残念がる。
お化け屋敷「ゆびきりの家」を訪れるのは、家族連れ、カップルが目立つ。「男女比は4対6くらいですが、男性も目立つ」と、主催者は話し、なかには男性同士も。
札幌でのイベントだが、「稚内や網走からの人もいて、北海道中から来ています」という。
出口から出てきた客にも話を聞いたが、7割8割の人が「楽しかった」と満足げだ。
なかには、恐怖のあまり動けなくなる人もいるが、そうしたときにはスタッフが付き添って出てくる。
別の意味でも有名になった超人気の「ゆびきりの家」は、今月30日まで。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/150822/rgn1508220008-n1.html
(ブログ者コメント)
従業員の安全確保(災害想定)という点で気になった事例につき、紹介する。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。