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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2022891634分にYAHOOニュース(東海テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

岐阜県関市の板取川で20227月、男性が流されて死亡する事故が2件続けて発生しました。

板取川は水難事故が多発している川で、原因について川の専門家と共に調査しました。

 

【立て続けに死亡事故が発生… 板取川では2021年までの14年間で22人が死亡】

2022717日、岐阜県関市の板取川で「友達が川に流された」と消防に通報がありました。

流されたのは名古屋市に住む30歳の男性で、友人らおよそ30人と河原でバーベキューをしていましたが、ほかの5人と川に入った際に流され、その後、行方がわからなくなりました。

事故から1週間後の24日、およそ23キロ下流の美濃市の川原で釣り人が全裸の遺体を発見し、27日に身元が確認されました。

事故当時、現場の板取川は前日に降った雨の影響で水位が70センチほど高く、流れも速くなっていたということです。

また25日には、同じ関市の板取川で「友達が川に流された」と警察に通報がありました。

通報からおよそ20分後、泳いでいた場所から上流に30メートルほど離れた川底で男性が沈んでいるのが見つかり、その後、病院に運ばれましたが、まもなく死亡しました。

死亡したのは21歳の男子大学生で、大学の友人3人と川に遊びに来ていて、上流の岩場を目指し泳いでいたところ、途中で流され溺れたということです。

警察庁によると、2021年に起こった水難事故による死者・行方不明者のうち、およそ半数が河川や湖などで事故に遭っています。

河川財団のデータによると、河川や湖などの水難事故は夏休みに集中し、7月・8月の発生件数は全体の半数以上となっています。

事故があった板取川は関市や美濃市を流れ、長良川に合流する川ですが、2021年までの14年間で58件の水難事故が起き、22人の方が亡くなっています。

水難事故の原因はどこにあるのか、ドローンを使って川の専門家と共に調査しました。

 

【板取川上流の午渡橋では岩やブロックで変化する水流に注意!】

名古屋から車でおよそ1時間半。
岐阜県の板取川。

岐阜県を中心に、消防や警察などに川での救助を指導しているレスキュー3ジャパンの佐藤さんにご協力いただきました。

まずやってきたのは、板取川上流の午渡橋(まわたりばし)の付近。

ここでは過去14年間で2件の水難事故が発生し、1人が亡くなっています。

ドローンを飛ばし、上からその様子を観察してみます。

美しい流れですが、危険は潜んでいました。

佐藤さんがまず指摘したのは、岩にぶつかる波です。

佐藤さん:
「縦渦(たてうず)という独特の、上から下に向かって渦が作られますので、よく一般の方が気づいたら水に沈み込まされるのも縦渦の流れのせいになります」

一般的に、川の流れが岩に当たったあとは左右に避けて流れます。

しかし流れが強いと、ぶつかった勢いで流れが上向いたあと、下に下がる「縦渦」という現象が起き、岩の少し前に白波が立ちます。

見た目はさほど大きなものではありませんが、飲み込まれると、沈み込む水流と重力が重なった強烈な力が働き、ライフジャケットなどの装備をしていなければ、川底に飲み込まれ溺れてしまう危険な現象です。

全国的にも、この縦渦に飲まれてしまう事故が多いといいます。

さらに川の様子を見ると、佐藤さんがもう一つ危険な場所を発見しました。

佐藤さん:
「コンクリートブロックの上流側に流れが当たっている所は、極めて危険です。流れてくる人がコンクリートブロックに当たった瞬間に、隙間の方に流れは押そうとしますので、中に潜ってしまったら場合によっては脱出できないこともあります」

流れが集中するブロックの隙間に体が入りこんでしまうと、水流に押され隙間から抜け出せず、さらに沈み込む力も働き溺れてしまうといいます。

また、この時、ブロックの陰に隠れてしまうため、発見も遅くなるため、ブロックのような人工物には近づかないことが大切です。

 

【「高い所から見て地形の把握を」 洞戸阿部地区では川の深さに注意!】

先ほどの場所から下流に下った洞戸阿部(ほらどあべ)地区。

ここでは過去14年間で4件の水難事故が発生し、2人が亡くなっています。

雨が降ってきたためドローンは飛ばせませんでしたが、道路から見て危険なポイントを教えてもらいました。

佐藤さん:
「中州からこちらの川の右岸の浅い所、流れが緩い所でしたら楽しく遊べるんじゃないかと思います。中州から左岸に近い方になってきますと、急に深くなったりとか急に流れが速くなる」

水質が良い場合は色の違いで深さがわかります。

川の右岸は底が見えていますが、左岸は底が深いため緑色に。

水難学会が公開している実験映像をみると、濁っていて一見わかりませんが、川の中央へ進んでいくと、ひざくらいの高さから一気に肩辺りまでの深さに変わりました。

この深さになったときに戻ろうと思っても、川底は砂利やぬかるみで滑ってしまい足を取られ、深い方へ落ち込んで溺れる原因になります。

川遊びをする場合は、「ドローンとまではいかないものの、一度できるだけ高い位置から見て欲しい」と佐藤さんは話します。

佐藤さん:
「河原に降りてしまうと、自分の視点が低くなってなかなか視界が狭くなるので見にくいんですが、ちょっと高い所からだいたいの川の地形を見て、自分たちが安全に遊べる範囲を高い所で作ること、その目印をつけておくこと、その範囲内で遊ぶことによって安全に楽しく遊べるのではないかと考えております」

 

【川で遊ぶときのポイントは「ライフジャケットを着てひざ下まで!」】

実際に川で遊ぶときの注意点について、水難学会の斎藤会長は、「ライフジャケットを着て、ひざ下までのところで遊ぶこと」と指摘します。

ライフジャケットを着れば安全というわけではありません。

ライフジャケットを着ていても、腰の深さの川に入ってバランスを崩してしまうと、浮いて流され始めます。

ライフジャケットをつけていることで浮力が働きますが、川の流れによって簡単に流され、水に飲み込まれる可能性があります。

ライフジャケットを着た上で、転んでもお尻がつき、流されにくいひざ下までの所で遊ぶようにしてほしいということです。

また、川は流れの音が大きく、助けの声が届きにくいので、「子供を含め、川に入っている人から目を離さないこと」「大人が下流にいることで、いざ流されはじめたときに助けやすい」と指摘しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7064586b597d2a8b550758f2cbe2c037b4d1fbf9

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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