2015年2月23日16時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「強風」「暖気」「季節外れの雨」。
三つの気象条件が重なった22日深夜から23日未明の石狩管内で、電線から火花が出るトラブルが相次いだ。
北電には約80件の通報が寄せられ、同社や消防は電線交換などの対応に追われた。
地面から飛ばされた融雪剤の粉末が電線に付着して雨にぬれ、漏電したのが原因とみられる。
火災はなかった。
北電によると22日午後10時ごろから午前4時ごろまで、「電線から火花が出ている」などの通報が札幌や北広島、千歳などの世帯から寄せられた。札幌市消防局への通報も35件あった。
電線を交換する際、一部世帯で数分から20分程度の停電となった。
北電によると、道内上空に入った暖気の影響で急速に雪解けが進み、融雪剤の塩化ナトリウムの粉末が路上に残った。
これが強風であおられて電線に付着し、雨にぬれたため、電気が通りやすい「塩水」と同じ状態となり、電線を覆うビニールの隙間などから漏電したとみられる。
出典
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/594160.html
2月24日付で毎日新聞北海道版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日深夜から23日早朝にかけて、北海道電力に札幌市やその近郊の住民から「電線から火花が出ている」との通報が約70件寄せられた。
北電によると、電柱から各戸に延びる引き込み線で青白く小さい火花が確認されたという。
火災はなかった。
当時は季節外れの弱い雨が降り、風速10m前後の強風が吹いていた。
北電は、「電線の傷から塩分を含む不純物が入り込み、漏電した可能性がある」としている。
被覆に傷が見つかった電線の取り替え工事を行ったという。
その際、一時的に停電した世帯もあった。
沿岸地域では、海水が付着して漏電する場合があるが、札幌市で起こるのは珍しいという。
北電は、原因を調べている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20150224ddlk01040232000c.html
(ブログ者コメント)
本ブログでは、過去に同種現象を2件紹介済。
2012年12月15日掲載
2012年12月8日報道 強風や雪に見舞われた石川県内で電線から火花が出るトラブルが多発
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2531/
2012年4月10日掲載
2012年4月6日報道 新潟県全域で暴風によって電線に傷ができ、一晩で1000件を超す火花発生現象が確認される (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1641/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。