2015年2月20日5時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
コンセントと電源プラグの接触が悪いことが原因とみられる火災が全国で相次いでいるため、経産省は、コンセントの耐久性を確認する新しい試験をメーカーに義務づける方針を固めた。
来夏にも適用する。
プラグを何度も抜き差ししたり、コードをつかんで斜めに引っ張ったりすると、コンセント内部の金属部分「受け刃」が緩み、接触不良をまねく。
プラグと受け刃の接触部分が小さくなると発熱しやすくなり、周囲のプラスチックやコードに着火すれば火災を引き起こす。
そこで、経産省は新たに、コンセントに差した状態のプラグに水平(左右)方向に力をかける試験を、メーカーに義務づけることにした。
これまでも、一定の条件でプラグの抜き差しを合計5000回繰り返し、接触の状況を確認するよう求めていたが、その前に水平方向の新たな試験を必ず実施するように求める。
今夏にも、電気用品安全法の技術基準を改める通達を出し、約1年の周知期間を経て義務化する考えだ。
経産省の担当者は、「普段からプラグをコンセントにしっかり差し込み、抜くときはプラグ本体を持つようにして欲しい」と、日頃使う利用者へも注意を呼びかけている。
コンセント付近が火元とみられる火災では、昨年10月、石川県野々市市の教会兼住宅で子ども2人を含む4人が死亡した。
2013年10月には、福岡市博多区の整形外科医院で、入院患者ら10人が亡くなる大火災も起きている。
接触不良が原因とされる火災は、東京都内だけでも13年に34件起きており、経産省は規制強化が必要と判断した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/DA3S11610900.html
(ブログ者コメント)
昨年暮れ、プラグに耐火性試験が義務付けられるという下記の情報を掲載したが、それと同じ流れだと思われる。
2014年12月28日掲載
2014年12月23日報道 経済産業省はトラッキング火災防止のため、家電製品のプラグに耐火性試験を義務付ける
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4528/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。