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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20161018日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

(1/3)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6381/

(2/3)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6380/

(3/3)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6379/

 

 

(2016年11月12日 修正1 ;追記)

 

20161142055分にNHKさいたまから、漏電警報と同時に油圧が急低下していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東電は外部の有識者を加えた検証委員会を設け、4日の会合で、これまでの調査の状況が報告された。


それによると、現場の18本のケーブルは内部に満たした油を絶縁体とするタイプで、ケーブルごとに油が漏れていないか油圧監視装置が取り付けられていたが、残されていた記録を調べたところ、火災の通報の直前、このうちの1本で漏電を知らせる警報とほぼ同時に、油圧が急激に低下していたことがわかった。


ほかのケーブルは、その後、順次油圧が低下していったということで、東電は、最初の漏電によって出た火が漏れた油に引火してほかのケーブルにも燃え広がったとみて、さらに詳しい原因を調べることにしている。


 出典

漏電の火が漏れた油に引火か

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106020411.html?t=1478298774891

 

 

一方、2016115711分に読売新聞からは、数年前にケーブルの劣化兆候がみられたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

115914分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

燃えたケーブルの劣化状況を示す数値が、停電の数年前に上昇していたことが分かった。

東京電力が、4日、記者会見で明らかにした。

 

東電では、ケーブルの劣化を調べるため、ケーブル内を流れる油に含まれるアセチレンガスの量と可燃性ガスの総量を、3年に1回、点検している。

 

ケーブルが設置された1981年以降、いずれのガス量も大きな増減はなかったが、2011年12月の点検で、アセチレンガス量が通常の5倍、可燃性ガス総量も2倍の値を示した。

 

数値上昇後は頻度を上げて監視を強化したが、いずれの数値もわずかに減少。

14年7月の時点で、アセチレンガス量は通常の2倍、可燃性ガス総量は1.5倍だったが、ケーブルの改修の基準としている数値を下回っていたため、問題ないと判断したという。

 

絶縁紙の劣化が進むと可燃性ガスが増え、劣化が止まると減るという。

 

担当者は、「過去のデータから、劣化したとは判断しなかった。判断の妥当性は、今後、検討する」と説明した。

 

出典

劣化」数値、数年前上昇ケーブル火災大停電

http://www.yomiuri.co.jp/national/20161104-OYT1T50113.html?from=ycont_top_txt

地下送電ケーブルの劣化、8年前から兆候 検証委が報告

http://www.sankei.com/affairs/news/161105/afr1611050005-n1.html

 

11101231分に産経新聞から、ケーブル接合部で漏電が起きたことが原因と推定されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

11101055分にNHK首都圏NEWS WEBから、11101340分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

(この新情報に基づき、第1報ともどもタイトルを修正した)

 

東電は、10日、ケーブル接続部で漏電が起き、絶縁油の入ったパイプが破裂したことで出火したと推定する報告書を経済産業省に報告し、公表した。

漏電した原因の一つとして、東電は経年劣化をあげているが、燃えたケーブルを解体するなどして、年内をめどに原因を特定する。

 

東電によると、現場の地下トンネルには3本1束のケーブルが6束あり、接続部では1本ずつに分かれている。

このうち、漏電が起きたケーブルでは、前後のケーブル同士をつなぐ部分を覆っていた銅製のパイプが裂けて大きくゆがんでいて、接続部の内部から膨張して破裂したとみられるという。

 

ケーブルは、金属線に絶縁紙を巻き付け、油を染み込ませた旧式タイプだった。

漏電により約3万アンペアの高電流が流れたことで高圧状態になり、パイプが破裂。

同時に、漏電による火花が油に引火したことで出火したと推定されるという。

 

接続部は、敷設時に異物が入り込んだりケーブルの伸び縮みで負荷を受けたりして、異常が発生しやすい箇所だという。

 

出典

地下送電ケーブル火災は接続部で漏電、パイプ破裂により出火か 東電が経産省に報告

http://www.sankei.com/affairs/news/161110/afr1611100012-n1.html 

ケーブル火災「接続部の漏電」

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20161110/4270561.html 

ケーブル接続部が破裂して発火 東電、大規模停電の推定原因報告

http://this.kiji.is/169305606019432451?c=39546741839462401

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

東京電力パワーグリッド社から発表された内容は、下記参照。

http://www.tepco.co.jp/pg/company/press-information/press/2016/1336104_8622.html 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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