2015年11月1日17時5分に和歌山放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
津波防災の日を前に、和歌山市では、きょう(1日)午前、南海トラフ巨大地震を想定し、すべての市民を対象にした総合防災訓練が行われ、2千人余りの市職員と1万1千人近くの市民が参加した。
また、訓練中に男性1人が、転倒し、頭を打って死亡した。
市では、午前9時、初の試みとして、市内一斉に、防災行政無線で緊急地震速報を、3分後には、防災行政無線と携帯電話のエリアメールなどで「大津波警報」を伝達、市民に避難を呼びかけた。
訓練は、すべての市職員を含む、全市民が対象で、警察や消防、ライフライン関係、自衛隊など関係機関も参加し、避難所開設や避難誘導、炊き出しなどが行われ、参加した市民は、避難所や高台に避難するなど、いざという時の行動を確認した。
また、訓練中、和歌山市毛見で、70歳代の男性が高台への避難経路案内中にしゃがみ込むように倒れ、頭を打って救急搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
別の70歳代の男性は足に軽いケガをし、80歳代の男性は意識を失って転倒したが、救急隊が到着した時には意識を取り戻し、病院に運ばれたが大事はなく、すでに帰宅したという。
和歌山市によると、南海トラフ巨大地震が発生した場合、市内全域で災害が発生するほか、特に津波が発生した場合は、県の想定で、1mの津波が最短40分で到達し、その後、最大8mの津波が襲来、市の17.5%が浸水、1万5800人が犠牲になるとされている。
今回の訓練は、今月(11月)5日の「津波防災の日」を前に行われたもので、市では、一人の犠牲者も出さないことを目指し、市民一人ひとりが、いざという時の自分の行動を確認することを目的に行われた。
市では、訓練を通して課題を洗い出し、地区ごとの避難計画に反映させることにしている。
出典URL
http://wbs.co.jp/news/2015/11/01/70345.html
11月1日20時46分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山市で1日行われた総合防災訓練に参加した70代の住民男性が、津波を想定した避難訓練中に倒れ、病院で死亡した。病死とみられる。
市や消防によると、避難訓練は、海岸に近い和歌山市毛見で午前9時すぎに実施。
男性は他の住民と一緒に、高さ約60mの小山にある目標場所へ登る途中、突然座り込むと「しんどい」とつぶやき、そのまま倒れた。
救急搬送時は、心肺停止の状態だったという。
総合防災訓練は市内212カ所で行われ、市民と市職員計約1万3千人が参加した。
http://www.sankei.com/west/news/151101/wst1511010054-n1.html
(ブログ者コメント)
以下は、前もって市民の参加を呼び掛けたチラシだが、そこには訓練の内容しか書かれていない。
他の資料には書かれていたのかもしれないが、今後、市民に訓練への参加を呼び掛ける際には、「今回体調がすぐれない方は次回参加してください」などと記しておいたほうがよいのかもしれない。
http://www.city.wakayama.wakayama.jp/houdou/2015/09/day/17/001.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。