2015年5月11日23時19分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月12日3時0分に神奈川新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前9時5分ごろ、横浜市港北区鳥山町の木造2階建てアパートから火が出ていると、近くの男性が119番した。
アパート(延べ約200m2)は全焼し、隣接する空き家の一部も焼いた。
火元とみられるアパート2階の部屋の玄関で焼死体が見つかり、警察は、この部屋に1人で住む女性(60歳)の可能性があるとみて、身元確認を急いでいる。
この火事について、横浜市消防局は同日夜に記者会見し、「通報を受けた指令管制員が、救急事案と判断して火災出動の指令を出さなかった」と説明、謝罪した。
同局によると、最初の通報は午前8時46分。
40代の男性指令管制員が女性から電話を受け、最初に「火事ですか、救急車ですか」と問い掛けたが、内容がはっきり聞き取れなかったため、「救急ですか」と尋ねると、女性は「はい」と返事した。
女性から住所と年齢を確認した上で、管制員は「どうしました」と質問したところ、「はじになっちゃった」と答えたように聞こえたという。
何度か聞き返した際に、「はじです」と話したため、「ハチ(蜂)ですか?」と尋ねると、女性は「はい」と答えたという。
「救急車は必要ですか」と聞くと「いらない」と返事があり、重ねて確認しても「はい」と答え、電話が切れた。
管制員は特に異変を感じず、救急車の出動指令も出さなかったという。
「はじ」は「火事」だった可能性がある。
女性の通報から14分後の同9時ごろ、近隣住民などから計9件の火災通報が相次ぎ、消防車22台が出動。同9時8分に到着し、同日午後0時35分ごろ鎮火した。
同局の説明では、女性からは、これまでたびたび救急車を要請する通報があり、2010年以降の約5年半で計143回出動。多くの場合は軽症で、病院に搬送したのは38回だったという。
会見した高坂警防部長は、「指令管制員が名前と住所を聞いて、経験則で救急と判断してしまった可能性も否定できない」と説明。「『ハチ』のやりとりの場面で、(管制員が)もっと疑問をもって聞くべきだった」と話した。
専門の委員会をつくって原因の究明に乗り出す。
県警港北署の宮村副署長は、消防の出動が遅れたことについて、「事実関係を確認し、捜査の必要性も含めて対応を検討したい」と話している。
火災に気付いて119番した女性方の隣に住む男性会社員(55)は、「女性の部屋から数mの火柱が上がり、『ボーン』と何かが破裂するような音が5回ほど聞こえた。火は5〜10分ほどで隣の部屋に燃え移った」と振り返った。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150512k0000m040092000c.html
http://www.kanaloco.jp/article/95628
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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