2016年6月24日7時42分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月23日12時25分に産経新聞から、6月24日10時19分に毎日新聞から、6月24日付で朝日新聞北海道総合版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市消防局は、23日、札幌市豊平区月寒東3で21日に消火活動をした際、消火剤を含む水を誤って、消防車から消火栓を通じて水道管に混入させるトラブルがあったと発表した。
市消防局は、周辺の800世帯(1800人)に消火剤の混じった水道水が供給された可能性があるとみている。
市消防局によると、消防車は消火をしやすくするために、泡の出る消火剤と水とを混ぜて放水している。
放水作業中の消防車1台の水が減り、残り少なくなったため、消火栓から水を補給しようとホースを消防車に接続する際、隊員の意思疎通のミスで機関員が放水と勘違いし、取水する「中継口」ではなく、排出する「放水口」に誤ってつないだ。
逆流に気づき、消火栓をすぐに閉めたが、消火剤を含む水が数分間、混入したという。
消火栓は上水道の配水管につながっており、火災現場近くの住民から「水道から泡が出る」との苦情を受け、市水道局は21日、水道管に残る水を排出。同日中に水の入れ替え作業を行った。
断水などの措置はとらなかった。
消防は、水道局などへの申告はしていなかったという。
翌22日になって、消火剤の混入が原因と判明した。
市消防局は、消火剤について、液体シャンプーと同じ界面活性剤が主成分で、濃度は0.1%だったことから、人体への影響は極めて低いとしている。
重篤な健康被害は、23日午後5時現在、確認されていないが、6歳の子供が腹痛を起こしたといい、関連を調べている。
出典
『「水道から泡」 消防車がホース誤接続、消火剤混入 札幌』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0285683.html
『蛇口ひねったら「泡が出る」! 札幌の800世帯で水道水に「泡消火剤」混入 6歳が腹痛 消防隊が活動中に混入?』
http://www.sankei.com/affairs/news/160623/afr1606230008-n1.html
『札幌 消防車の薬剤水が逆流 近隣の水道から泡出る』
http://mainichi.jp/articles/20160624/k00/00e/040/189000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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