2016年6月23日20時54分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月24日15時27分に産経新聞から、6月23日20時35分にNHK秋田から、6月24日付で秋田魁新報から、6月24日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田市消防本部は、23日、男性職員2人が市内にある解体予定の消防分署で、液状の消火剤約860ℓを不法投棄していたと発表した。
国交省秋田河川国道事務所によると、22日朝、秋田市雄和石田の分署付近を流れる雄物川右岸の水路に大量の泡が浮かんでいると連絡があり、現場を確認し、関係機関にファックスで一斉連絡。
市上下水道局は、雄物川からの取水を午後7時から午後10時まで、約3時間停止した。
水質の安全性に問題はないという。
市消防本部によると、一斉連絡を受けた後、同日昼前、警防課の男性消防司令補(51)と男性消防士長(61)が「自分たちが捨てた消火剤が原因かもしれない」と申し出て、2人のほか消防車1台などが出動して、泡の回収作業を行った。
警察は、廃棄物処理法違反の疑いで、2人から事情を聴いている。
市消防本部によると、2人は21日午後3時半ごろから、秋田市雄和妙法上大部にある消防分署脇の花壇に穴を掘り、産業廃棄物として処理する予定だった消火剤約860ℓ(20ℓポリタンク43本分)を上司に告げず、勝手に流し込んだ。
消火剤は土壌を浸透し、約3m離れた側溝を通して水路に流れ込み、幅2m、高さ50cmほどの帯状の白い泡となって、およそ10mにわたって浮かんだ。
泡には、合成洗剤の主成分で有害物質の「陰イオン界面活性剤」が基準の26倍含まれていることが確認された。
消火剤は、平成27年にほかの消防署と統合された旧河辺消防署にあったもので、購入から20年以上経っていたため、不要になったものと思って独断で廃棄したという。
2人は、「消火現場で使うものなので、環境に影響がないと思い込み、安易な気持ちで埋めてしまった」と話しているという。
市消防本部の佐藤消防長は、「法令に従い職務を執行すべき職員が不適切な行為を行い、市民の皆様にご迷惑をお掛けして申し訳ない」と謝罪した。
出典
『水路に泡、泡、泡…消防職員が消火剤860リットル不法投棄』
http://www.sankei.com/affairs/news/160623/afr1606230021-n1.html
『秋田の水路に泡…原因は消防職員 大量の消火剤を不法投棄』
http://www.sankei.com/affairs/news/160624/afr1606240014-n1.html
『消化剤廃棄で雄物川に大量の泡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013409861.html?t=1466718584532
『消防職員が消火剤投棄 秋田市雄和水路の泡』
http://www.sakigake.jp/news/article/20160624AK0003/
(2017年9月16日 修正1 ;追記)
2017年9月13日12時48分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月12日11時23分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田市消防本部の職員が液状の消火剤を不法投棄し、近くの水路に大量の泡が発生した事件で、秋田県警は廃棄物処理法違反の疑いで消防司令補(53)と再任用の消防士長(62)の男2人を書類送検した。
送検容疑は昨年6月21日、移転した秋田市雄和妙法上大部の市消防本部分署敷地内に穴を掘り、産業廃棄物として処理しなければならない消火剤を投棄したとしている。
国交省秋田河川国道事務所によると、昨年6月22日朝、雄物川に流れ込む水路に大量の泡が浮かんでいると連絡があり、現場を確認し、関係機関に連絡。
市上下水道局は雄物川からの取水を約3時間停止した。
投棄された消火剤は約860ℓという。
秋田市消防本部によると、川の水質に問題はなかったが、水質調査や消火剤の回収などに、およそ2900万円の費用がかかったという。
2人は消防本部の調査に、「環境に影響がないと思い込み、安易な気持ちで埋めてしまった」と話していた。
出典
『水路に泡、泡、泡…消火剤不法投棄の消防司令補ら書類送検』
http://www.sankei.com/affairs/news/170913/afr1709130020-n1.html
『消防職員 消火剤埋めた疑い』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013851731.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。