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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20166211913分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の報道があった。

(6分の報道だが、文字情報はゼロ。以下は、ブログ者がテープ起こしした内容)

 

高速道路のすぐ脇に迫る急な斜面。

ここで、今、土砂災害のメカニズムを探る最新の研究が進められている。

 

大阪大学の小泉圭吾さん。

斜面の土砂に浸みこんだ水分の量に注目し、土砂崩れの前兆をいち早くつかむためのシステムの開発に取り組んでいる。


小泉助教談『カギは土の中の水分と考えている。住民の避難とか高速道路の通行止めにうまく役立てるシステムにしたい。』

 

土砂災害については、避難につなげる予測の精度が課題となっている。

 

避難勧告を発表する目安となる「土砂災害警戒情報」は、雨の量などを元に出されるが、実際には土砂災害が発生しないことも多く、課題となっていた。

 

土砂崩れの発生を物理的にとらえるセンサーの設置も国が進めているが、崩れてから避難を呼びかけるのでは、十分な避難時間の確保が難しくなる。、

 

この2つの課題を解決し、土砂災害の前兆をつかむには、どうすればいいのか?

小泉さんは、小型の実験装置を使って、土砂が崩れる前の土砂の中の水分の量を図る実験を続けてきた。

 

実験結果、降る雨の量が一定でも、水分の増加が一度止まるポイントがあった。

雨が降ると、斜面の土砂の中には少ずつ水が浸透していく。

土の中の水分の量が一定まで達すると、それ以上の水を貯め込み難い状態になる。

この状態でさらに雨が降ると、土砂崩れが発生するという。

 

小泉さんは、この状態こそが土砂崩れの前兆だと分析する。

実験を10回以上重ねた結果、ほとんどの場合、同じような現象が得られたという。

小泉助教談『この平行した状態を一つの避難勧告発令のタイミングにすることが考えられる。』

 

小泉さんの研究グループは、高速道路会社と連携して、実際の斜面の分析を始めている。

土砂の水分の量を電気で感知できるセンサーを一つの斜面に12個設置。その情報は、携帯電話の回線を通じて、どこでもリアルタイムで見ることができるようにした。

 

センサーの設置は、斜面1カ所につき250万円ほどかかるが、同じような地質が拡がる場所では、1ケ所の設置でも、他の場所の傾向もつかめるという。

 

出典

土の中の水分量 避難に生かす

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160621/3127381.html

 

 

かなり前、20141113日に日本経済新聞電子版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今年8月に広島市で多数の犠牲者を出した大規模な土砂災害が起きたのを受け、発生予測に関する技術に注目が集まっている。

 

大阪大学と防災科学技術研究所は、それぞれ、豪雨時に土が含む水分量から土砂崩れの予兆を約30分前にとらえる技術を開発した。

神戸大学は、広い範囲を監視し危険を知らせるセンサーを試作した。

 

いずれも、1~3年後の実用化を目指す。

土砂崩れの危険がある地域をあらかじめ調べた防災地図とあわせ、発生直前の予測精度を高めて避難に役立てる方針だ。

 

阪大の小泉圭吾助教らは、2本の素子を土に差し、水分を測る装置を開発した。水分が増えると電気が流れやすくなる仕組みを応用した。

 

斜面に見立てた小規模な土の塊を降雨で崩す室内実験では、土砂崩れの発生約30分前に土中の水分が急増した。

同じ現象が自然界でも起こり得るとみて、装置の開発につなげた。

屋外で性能を確かめたうえ、1台20万~30万円で実用化したい考えだ。

 

防災科研と高知大学の技術は、地下水位の上昇をとらえて、土砂崩れを約30分前に予測する。

今後、様々な種類の土で実験する。

 

神戸大は、安い光ファイバーを斜面の広範囲に張り巡らせて、細かい土の動きを監視するセンサーを試作した。

ファイバーの先端から光を放ち、砂粒に反射した光を分析して、わずかな砂粒の動きから土砂崩れの予兆をとらえる。

1mあたり数10円という安さを生かして、土砂崩れの発生を広い範囲で監視できる。

崩れ落ちる土砂の量が分かり、避難や被害規模の推定、復旧作業の計画づくりなどに役立つとみている。

 

既存のセンサーは、ワイヤの伸縮を感知する仕組みで、土が崩れたら分かるタイプが主流だった。

発生の予測や避難には使いにくく、数100万円と高価で、普及も遅れていた。

 

国交省によると、土砂災害の危険箇所は、全国に約53万カ所ある。

対策が不十分な場所も多く、新しい予測技術を使えば、土砂崩れの発生前に住民に避難を促せる可能性がある。

 

出典

豪雨時の土砂崩れ、30分前に予測 阪大など新技術 

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG10H29_T11C14A1MM0000/

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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