2017年7月16日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正3として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7349/
(2017年9月12日 修正3 ;追記)
2017年9月5日13時0分に産経新聞westから、日田市での活動状況に関する、やや詳しい情報が下記趣旨でネット配信されていた。
身をくねらせ被災地をゆく赤いボディー 1台1億1千万円。
散乱するがれきや浸水地域を越えて、一刻も早く被災者へたどり着きたい-。
ファインダーの向こうで、真っ赤なボディーのキャタピラー車が身をくねらせ、道路をふさぐ土砂やがれきを乗り越えていく。
東日本大震災をきっかけに消防庁が購入。
平成25年、南海トラフ地震の被害が想定される、愛知県岡崎市消防本部へ配備された。
軍用車両などを製造するシンガポールの「STキネティックス」が製造。
日本では、消防車の開発や製造を行う「モリタ」が販売し、価格は1億1千万円という。
ゴム製のキャタピラーで走行し、60cmの段差を乗り越え、26.6°の斜面を登ることができる。
定員は前部が4人で後部が6人。
長さ8.72m、幅2.26m。
最高時速は50kmで、水深約1.2mまで走行可能だ。
初出動となったのは、7月の九州豪雨で大きな被害を受けた大分県日田市。
「『ついに来た』という感じ。初めての現場は緊張感がありました」。岡崎消防本部の河合主査(36)は振り返る。
日田市で活動する「レッドサラマンダー」は、土砂で覆われた道路をキャタピラーで乗り越え、孤立した集落へ救援に向かった。
現地では、佐賀や大分などの消防隊とチームを組んで活動した。
当初は実績ゼロのため、隊列の最後尾を走らざるをえなかった。
しかし、孤立集落への出動時、他の車両が立ち往生する過酷な現場で、全地形対応の真価を発揮する。
「『行かせてくれ』と手を挙げました。行かないと、そこが限界になってしまう」と河合さん。
失敗できないプレッシャーの下で悪路を走破し、その実力を証明する。
「ここを乗り越えたのが、現場での印象を変えたターニングポイントだった」といい、次の出動からは、隊の先陣を切るようになる。
宮碕消防指令補(40)は、「あくまで人命救助のひとつの方法」と、控えめにいう。
多くの被災者を救うためには、選択肢は多い方がいい。
しかし、レッドサラマンダーの九州での活躍は、大きな実績となったに違いない。
レッドサラマンダーのナンバープレートに刻まれるのは「33」。
キャタピラーが切り拓(ひら)く未来は、燦々(さんさん)と輝くものであってほしい。
出典
『日本に1台しかない「レッドサラマンダー」のすべて 九州豪雨で初出動 過酷な現場で真価、土砂・瓦礫乗り越え被災者救助』
http://www.sankei.com/west/news/170905/wst1709050041-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。