2017年9月6日20時37分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関西電力は6日、兵庫県と大阪府で4日午前11時38分に電圧が正常値の半分以下になる瞬間的な電圧低下が起きた、と発表した。
関電によると、電圧低下があったのは、但馬地域を除く兵庫県の広い範囲と大阪府北部の一部。
加古川市内の変電所で、作業員が絶縁体の清掃中に誤って放った洗浄水を介して、電線を支える鉄骨に漏電したのが原因という。
停電には至らなかった。
電圧低下は約0.1秒間で、発生後に工場の製造装置の作動が乱れたなどの通報があったという。
関電は、「影響を調査中。不手際で多くの顧客にご迷惑をおかけしたことをおわびする」としている。
関電は先月23日、大阪府吹田市などで地中送電線の損傷が原因の大規模停電を起こしている。
出典
『兵庫、大阪で瞬時電圧低下 変電所で作業ミス 関電』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201709/0010529954.shtml
9月6日23時3分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
関西電力は6日、兵庫県と大阪府の一部地域の計約168万軒で、電圧が瞬間的に落ちる「瞬時電圧低下」が4日に起きた、と発表した。
停電は発生しなかったが、「照明が一瞬暗くなった」、「工場の機械が止まった」などの問い合わせが、一般家庭や企業から複数あったという。
瞬時電圧低下は4日午前11時38分、神戸市や西宮市、明石市などの兵庫県の一部地域と、大阪府の池田、豊中、箕面の3市の一部で起きた。
兵庫県加古川市の新加古川変電所で、電線の絶縁装置の洗浄器具から放水した際、水を通して電線の電気が地面に流れたのが原因という。
出典
『兵庫・大阪の168万軒で「瞬時電圧低下」 4日に発生』
http://www.asahi.com/articles/ASK96656LK96PTIL027.html
9月6日付で関西電力HPにも、同趣旨の記事が掲載されていた。
平成29年9月4日11時38分、兵庫県および大阪府の一部で瞬時電圧低下が発生しました。
原因は、新加古川変電所における碍子洗浄装置の目詰まりを除去する作業において、配管内部の清掃のために放水した水により、充電部である電線と電線を引留める支持物がつながったことによるものであり、その結果、地絡事故が発生したことが判明しました。
なお、今回の地絡事故により、停電は発生しておりません。
このたびは、お客さまをはじめ、多くの皆さまにご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
<復旧状況>
11時38分 瞬時電圧低下発生(約1,682,000軒)
同分 当該回路を切り離し、復旧完了
『兵庫県および大阪府の一部で発生した瞬時電圧低下について』
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2017/0906_1j.html
(ブログ者コメント)
配管洗浄のやり方を間違ったのだろうか?
それとも、配管洗浄したこと自体が間違いだったのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。