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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201810221913分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

高齢の患者が自宅などで心肺停止した際、救急隊が駆けつけても、家族が「自宅でみとりたい」などとして蘇生を拒否するケースが相次いでいることから、救急隊員が、こうした場合にどう対応するかを学ぶ訓練が、埼玉県の消防局で行われた。


訓練は、救急搬送で先進的な取り組みを進めている、狭山市などを管轄する埼玉西部消防局で6日間行われ、初日の22日は救急隊員25人が参加した。


この中では、80代の女性患者が自宅で容体が悪くなったものの、家族などから蘇生措置はしないよう求められたという想定で、どういう場合に蘇生を中止できるかを学んだ。


そして、事前に本人の意思と主治医の署名が書かれた文書が用意されている場合や、文書がなくても主治医の指示と家族の同意があれば蘇生を中止できるとして、手順を確認していた。


総務省消防庁によると、高齢の患者が自宅などで容体が悪化した際、救急隊が駆けつけても蘇生を拒否されて搬送するかどうか判断を迫られたケースが、去年、全国で少なくとも2000件あったことが分かっている。


訓練に参加した埼玉西部消防局の救急隊員・渋谷さんは、「救命活動と家族への説明を同時に行わなければならないのが難しい。この研修で学んだことを現場にいかしていきたい」と話していた。

 

出典

救急隊員が蘇生拒否の対応訓練

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20181022/1100003915.html

 

 

10222024分に日本経済新聞電子版からは、より詳細な解説的記事が下記趣旨でネット配信されていた。

 

病気で終末期を迎えた際に「住み慣れた自宅で最期を」と願う人が多くなる中、救急隊が患者の家族に心肺蘇生を拒否されるケースが相次いでいる。

 

総務省消防庁によると、2017年は全国で2000件以上。

一方で、5割超の消防本部が、拒否の意思が示された場合の対応方針を決めていなかった。

 

本人意思の尊重か、蘇生措置の優先かを巡って、現場が揺れている。

 

名古屋市の医師、神谷さん(男性、50歳)は16年9月、同居する父親(当時77)が自宅の風呂場で倒れているのを発見した。

既に心肺停止の状態。

間質性肺炎を患っていた父親からは、「もし心肺停止になっても、蘇生措置はしないで、ゆっくり死なせてほしい」と伝えられていたことから、救急車を呼ばずに警察に通報した。

 

警察には事件性なしと判断してもらいたかったが、駆けつけた警察官は、「身体が温かい。救急車を呼ぶ」。

到着した救急隊にも父親の意思を伝えたが、「死後硬直が起きていない。ルールとして病院に搬送する」と説明された。

 

結局、父親は病院で死亡が確認され、自宅に戻ったのは約6時間後だったという。

神谷さんは、「2人の娘は、『おじいちゃんに触らないで』と泣き叫んでいた。救急隊を責めるわけにもいかないが、家族と父の希望をかなえられず、悔しい」と話した。

 

総務省消防庁は、18年9月、17年に蘇生の拒否事例が全国728消防本部のうち403本部であり、少なくとも2015件に上ったとする初の調査結果を公表した。

拒否の意思を示された場合の対応方針を定めていない消防本部は、全体の54%に上った。

 

消防法は、救急搬送や心肺蘇生などを救急隊の任務と定めるが、蘇生中止に関する規定はない。

ある救急隊員は、「家族の説明だけでは、生前の意思を判断できない。蘇生措置に抗議されても、ルールがないので、任務は遂行しなければならない」と明かす。

 

対策を講じる動きもある。

 

救急隊員や医師でつくる日本臨床救急医学会は17年4月、提言を発表。

心肺停止後の蘇生措置を望まないと事前に書面で残している場合も、まずは措置を始め、かかりつけ医に直接連絡を取って、具体的な指示があれば中止するよう求めた。

 

提言を受け、埼玉県所沢市など5市を管轄する埼玉西部消防局は、同12月に具体的な手順書を作った。

管内では、18年9月末までに17件の該当例があったが、トラブルはないという。

同局救急課は、「手順書作成前は、現場から悩みが報告されていたが、現在は解消された」と効果を語る。

 

こうした取り組みについて、同学会代表理事の坂本医師(男性、60歳)は、「一部にとどまっており、国が統一したルールを設けてほしい」と要望する。

 

総務省消防庁の検討部会は、蘇生拒否への対応を含む救急業務のあり方について議論しており、19年1月ごろまでに意見をまとめる方針。

同庁救急企画室は、「意見を踏まえて、今後の対応策を検討したい」としている。

 

出典

「蘇生やめて」に救急現場困惑 拒否、172000

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36776770S8A021C1CC1000/?n_cid=NMAIL007 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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